横浜美術館が3年ぶりにリニューアルオープン、横浜トリエンナーレを開催

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2024年01月14日 09:12  Fashionsnap.com

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撮影:新津保建秀


 2021年3月から大規模な改修工事のため休館していた横浜美術館が、3月15日にリニューアルオープンする。約3年ぶりとなる再開館日からは、第8回横浜トリエンナーレの開催を予定している。

 横浜美術館の改修工事は、竣工から30年以上が経過し、施設や設備の老朽化が進んでいることから開館以来初めて実施。横浜が世界に開かれた貿易港であることに着目し「様々な人が訪れ、新しい文化や情報が次々ともたらされた貿易港のように、いまやどの美術館、博物館にも求められる『多様性』という課題に、横浜らしいやり方で応える」という考えに基づいてリニューアルされた。空間構築とサイン計画を乾久美子が、空間構築、サイン計画、リニューアルロゴを菊地敦己が手掛けた。
 「より自由でひらかれたエリア」をテーマに生まれ変わったエントランスホール「グランドギャラリー」には、広場からも中の様子を見ることができる入場無料のガラス張りのギャラリーを新設するほか、2024年11月には横浜ならではのカフェとオリジナルグッズを扱うショップとカフェを、2025年2月以降には、調乳器の導入や授乳室の増設、オリジナルの机や椅子で作品や建築を見ながら交流を楽しめる「まるまるラウンジ」、建物のあちこちに見られる「まる」と「しかく」をテーマにした彫刻作品を展示する「大階段エリア」などが順次公開される。
 横浜美術館館長の蔵屋美香はリニューアルに際して「こうしたハード面の整備は、新たなものに出会い、それを受け入れる場となる第一歩として、まずは多様な方々に美術館へ足を運ぼうと思っていただくための、いわば土台の部分です。横浜美術館の新しい船出を、どうぞ見守ってください」とコメントした。

◾️横浜美術館リニューアルスケジュール2024年3月15日(金):リニューアルオープン。「第8回横浜トリエンナーレ」開幕2024年6月9日(日):「第8回横浜トリエンナーレ」閉幕。約13,000点の横浜美術館コレクションを外部倉庫より収蔵庫へ2024年11月:じゆうエリア一部オープン(ギャラリー8、ギャラリー9、市民のアトリエ、子どものアトリエ、美術図書室、レクチャーホール、ミュージアムショップ、カフェ)。部分開室エリアにてイベント等を開催2025年2月:全館始動2025年2月〜6月:「おかえり、ヨコハマ。」展、横浜美術館コレクション展開催

このニュースに関するつぶやき

  • ビエンナーレやトリエンナーレが各地で開催されるようになりましたが、回を追うごとにチケット大幅値上げする場所もあるのが残念。会場が広範囲で短時間では一部しか見れないのにその価格はないだろうと思う場所もある。
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