ユナイテッドアローズが次世代向け新ウィメンズブランド「アティセッション」を立ち上げ 販売員出身の25歳をディレクターに抜擢

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2024年01月18日 11:41  Fashionsnap.com

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Image by: ユナイテッドアローズ
 ユナイテッドアローズが、次世代に向けた新ウィメンズブランド「アティセッション(ATTISESSION)」を今春立ち上げると発表した。ディレクターには「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS、以下ビューティー&ユース)」で店頭販売員を務めながら一部商品企画にも携わっていた、25歳の四谷奈々可を抜擢。同社の中期経営計画のひとつである「次世代顧客層へのリーチ」を目的に、ミレニアル・Z世代に向けたスタイル提案を行い、新規顧客獲得を目指す。

 アティセッションは「可憐さと自立心のある現代女性のためのワードローブ」をコンセプトに掲げ、「BASIC」「CLASSIC」「ROMANTIC」「COUNTER ATTITUDE(UNDER GROUND)」の4つの要素を軸に、「とっておきの一着」を展開。ブランド名は「Attitude(態度)」と「Obsession(執着)」という2つの異なる概念を組み合わせた造語で、ロゴデザインには女性が服を纏うまでの支度準備やその高揚感を落とし込んだという。
 ディレクターの四谷はもともとバイヤー志望だったといい、積極的な姿勢と独自の感性に白羽の矢が立ったことから、ビューティー&ユースで販売員として勤務しながらトライアルとしてウェブ限定の商品企画に参加。情報発信ではビューティー&ユースでこれまで運用できていなかったインスタグラムのリールの投稿に着手するなど、デジタルネイティブ世代ならではの感覚を活かし、売り上げや新規顧客層の獲得にもつながったという。新ブランドはその延長で立ち上がった。四谷はこのタイミングで販売員からディレクターへと転身し、新ブランドの運営に専念している。
 新ブランドでは次世代に向けたブランドとして、ディレクターだけではなくマーチャンダイザーやPRなども社内の次世代メンバーを中心にチームを構成。同世代で活躍するブランドやクリエイターとのコラボレーションを通じて新たなコミュニティーを形成していくという。
 ファーストコレクションとなる2024年春シーズンは、カットソー(7000〜1万8000円)やシャツ(1万2000〜2万5000円)、ボトムス(1万3000〜2万4000円)、ジャケット(2万2000〜3万9000円)、アウター(2万5000〜7万円/いずれも税込)を揃える。オリジナル商品を中心に「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」やビューティー&ユースの一部店舗と同社の公式オンラインストアで取り扱う。将来的には単独出店を視野に入れている。
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