自治体主催では関西初! 兵庫県でeスポーツの高校生大会を開催

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2024年01月19日 14:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
兵庫県とNTT西日本は、兵庫県内の高校生のeスポーツへの興味関心や意欲向上に繋げることを目的として、「HYOGO高校生eスポーツ大会」を2024年1月20日より開催。そのキックオフイベントが2024年1月11日に、eスポーツ体験施設「eSPARKLe KOBE」(エスパークル神戸)にて実施された。


兵庫県ではeスポーツの地域活性化への効果や年齢・性別・国籍・障がいなどの壁を越えて、誰もが楽しめる特性に着目。そんな中、eスポーツに取り組む高校生の活動目標となり、裾野拡大に繋がる大会として「HYOGO高校生eスポーツ大会」を開催する。



本大会は、自治体が主催する高校生大会としては関西初の取り組み。昨年度、兵庫県eスポーツ推進検討会から示された「兵庫県eスポーツの取組取の方向性」において、「高等学校部活動などeスポーツに取り組む学生の支援」が必要との提案を受けたことが、今回の企画に繋がったという。



「HYOGO高校生eスポーツ大会」は、部活動単位での対抗戦となる「HYOGO部活動トーナメント」と、学校の枠を越えて編成されたチームによる「HYOGO高校生フレンドカップ」と呼ばれる2つの予選大会を実施。「HYOGO部活動トーナメント」は1月20日・21日、「HYOGO高校生フレンドカップ」は1月27日に開催され、それぞれの予選大会を勝ち上がった4チームによって、2月12日に「eスポーツアリーナKOBE三宮」でリアル開催される決勝大会が行われる。



競技タイトルは、5対5で対戦するシューティングゲーム『VALORANT(ヴァロラント)』を採用。大会は兵庫県とNTT西日本 兵庫支店による共催で、優勝者への賞品提供に上新電機が協賛。大会運営に神戸電子専門学校ほか複数の企業・団体が協力するなど、公民連携での開催となる。



キックオフイベント冒頭の主催者挨拶に、兵庫県知事の齋藤元彦氏が登壇。兵庫県では昨年、城崎温泉にてeスポーツ大会を開催しているが、今回の大会も引き続きNTT西日本との共催となることに、あらためて感謝の意を述べた。「年代や性別、国籍などを越えて、リアルやオンライで対戦できたり、コミュニケーションができる」eスポーツのポテンシャルを実感。初の高校生大会を実施することでさらに裾野を広げ、「皆さんとともに、兵庫県のeスポーツをさらに盛り上げていくために頑張っていきたい」と今後への決意を明かした。

キックオフイベントが開催された「eSPARKLe KOBE」は、eスポーツを通じて地域活性化や産業振興に貢献することを目的として、2021年4月にオープンしたNTT西日本のeスポーツ体験施設。現在、約1,300人の個人会員を数え、日常的にeスポーツを学ぶ場として活用されている。


最近では、中高生の修学旅行や校外学習におけるキャリア教育や探求教育の一環として利用されるほか、企業における社員コミュニケーションのツールとしても活用されているという。「eスポーツの広がりや有用性を感じている」と話すNTT西日本 兵庫支店長の樋口浩子氏。本大会においても、今回のキックオフイベントや予選大会でのオンライン配信の拠点となるほか、初心者向けの体験会を開催するなど、「大会をより一層盛り上げ、今後の兵庫におけるeスポーツの裾野拡大に寄与していきたい」との展望を示した。


今回のキックオフイベントには、兵庫県内各地より、大会参加が予定されている、神戸山手女子高等学校、県立長田商業高等学校、神戸市立科学技術高等学校、県立氷上西高等学校の高校生が参加。代表者による決意表明のほか、競技タイトルである『VALORANT』によるデモンストレーション対決を行うなど、これから始まる大会に向けての強い意気込みを感じさせた。


糸井一臣 この著者の記事一覧はこちら(糸井一臣)

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