アジア杯C組はイランが首位、準々決勝で日本代表と対戦の可能性も…パレスチナは3位通過が確定

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2024年01月24日 12:25  サッカーキング

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アジアカップ・グループCの最終節が終了 [写真]=Getty Images
 AFCアジアカップカタール2023・グループCの最終節が23日に行われ、決勝トーナメントに進む3チームが決まった。

 2連勝を飾って既にグループステージ突破を確定させているイラン代表は、ここまで1勝1分のUAE代表(アラブ首長国連邦代表)と激突。試合は26分、敵陣中央で縦パスを受けたサルダル・アズムンがダイレクトで方向を変えると、このスルーパスに抜け出したメフディ・タレミが冷静にゴールネットを揺らし、イラン代表が先手を取る。1点リードで折り返した後半の64分にはUAE代表がPKのチャンスを得たものの、ヤヒヤ・アル・ガッサニの左下を狙ったシュートはGKアリレザ・ベイランヴァンドにストップされる。

 ピンチを凌いだイラン代表は直後の65分、敵陣で相手のパスミスを見逃さなかったアズムンが冷静に繋ぎ、最後はペナルティエリア左からタレミが右足でのフィニッシュを沈めた。対するUAE代表は後半アディショナルタイム、左からカットインしたアル・ガッサニが1点を返したものの、反撃はここまで。イラン代表が3連勝でグループCを首位で終えた。

 もう一方の試合では、ここまで2敗の香港代表と1分1敗のパレスチナ代表が対戦。試合は序盤の12分、右サイドからのクロスボールをオデイ・ダバーが頭で沈めてパレスチナ代表が先手を取ると、1点リードで折り返した後半立ち上がりの48分には同じく右サイドからのクロスボールから、ザイド・クンバールがヘディングシュートを叩き込む。60分にはゴール前でダバーがこぼれ球を押し込んでリードを3点に広げた。後半アディショナルタイムには香港代表がPKを獲得したものの、エベルトン・カマルゴが放った一撃は無常にもクロスバーを叩く。試合はこのまま終了した。

 この結果、グループCでは最終節を終えてUAE代表とパレスチナ代表が1勝1分1敗の勝ち点「4」で並ぶこととなった。両者は第2節の直接対決を1−1のドローで終えていたため、当該チーム間の対戦における勝ち点、得失点差、得点数も同じに。グループステージ全試合における得失点差でUAE代表が2位の座を死守した。パレスチナ代表も、全グループの3位チームの中で上位4チームに入ることが確定したため、決勝トーナメント行きを決めている。

 グループCを首位で通過したイラン代表は、31日に行われる決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、グループBを3位で終えたシリア代表との対戦が決まった。2位通過のUAE代表は28日、グループAの2位に入ったタジキスタン代表と激突。パレスチナ代表の対戦相手は現時点で確定していないものの、オーストラリア代表または開催国のカタール代表と相見えることとなる。

 なお、日本代表がグループDを2位で通過し、そのまま勝ち進んだ場合、イラン代表とは準々決勝で顔を合わせることとなる。

■AFCアジアカップカタール2023・グループC
▼最終節試合結果
イラン代表 2−1 UAE代表
香港代表 0−3 パレスチナ代表

▼最終順位表
1位 イラン代表(勝ち点9/+5)
2位 UAE代表(勝ち点4/+1)
3位 パレスチナ代表(勝ち点4/0)
4位 香港代表(勝ち点0/−6)


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