ハイキング客を狙うも催涙スプレーを噴射された強盗、逃走中に転落死(南ア)

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2024年01月27日 11:52  Techinsight Japan

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強盗被害が多発するテーブルマウンテン国立公園で捜索するパークレンジャー(画像は『IOL 2024年1月24日付「Body of alleged mugger found in Table Mountain gorge」』のスクリーンショット)
南アフリカのケープタウンでは、テーブルマウンテン国立公園近辺での強盗被害が相次いでいる。そんな中、ある強盗が襲った相手に催涙スプレーをかけられて逃走した。しかし強盗は足を踏み外して山から転落し、死亡した。南アフリカのニュースメディア『IOL』などが伝えている。

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テーブルマウンテン国立公園(Table Mountain National Park)で1月21日、ハイキングをしていたグループが2人組の強盗に襲われた。グループはテーブルマウンテンの景色を楽しみながら進むトレイルコースを選び、「カスティールポート(Kasteelpoort)」というエリアを歩いていた。その途中で2人組の強盗が現われ、携帯電話や腕時計、現金、宝石類を奪われてしまった。強盗に遭った際には「決して抵抗してはいけない」と言われるが、この時に勇敢なハイキングのガイドが2人に催涙スプレーを噴射したところ、2人とも走り去ったという。

翌日、南アフリカ国家警察(SAPS)は「South African National Parks」のパークレンジャーらとともに、盗まれた携帯電話を見つけるために位置情報を確認しようとしたところ、強盗の1人だった男がハイキングコースから外れた場所で倒れているのを発見した。すでに死亡していた男は20代半ばと見られ、盗まれた携帯電話2台が見つかった。この男は催涙スプレーをかけられて足を踏み外し、山から転落したと推測されている。なお、もう1人の強盗の行方は分かっていない。


観光客の多いこの時期、テーブルマウンテン国立公園近辺での犯罪は激増しており、ハイキンググループが被害に遭った同日の午後3時には、テーブルマウンテンの近くにある「ライオンズヘッド」のハイキングコースを1人で歩いていた日本人女性が強盗および強姦未遂の被害に遭っている。

1月初めにはケープ州政府、ケープタウン市、国立公園などが協力し、ケープタウンの自然を安心して楽しんでもらえるように監視カメラの設置や警察のパトロール時間の延長などのサービス向上のため、およそ400万ランド(約3100万円)が州政府から提供されたばかりだった。

画像は『IOL 2024年1月24日付「Body of alleged mugger found in Table Mountain gorge」、2023年9月30日付「‘Tazz’ trends on X, memes flood the internet after Bluff woman rams into alleged bag thief」』『JP Smith 2024年1月22日付Facebook「*Mugger steps out of line for the last time*」』『News24 2023年11月7日付「WATCH | US tourist shot after taking detour from Cape Town airport via Nyanga ‘didn’t see it coming’」(Lisalee Solomons/News24)、2019年9月17日付「WATCH | Traffic cop literally goes the extra mile while hanging onto moving car’s bonnet」』『WZZM 13 2024年1月2日付「‘He looks like he’s drowning’ | Body cam footage shows man fleeing police by jumping into Kalamazoo River」』『Times LIVE 2018年8月2日付「WATCH|Armed robbers drive bakkie into supermarket, steal entire ATM」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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