radikoでラジオは聴けるけど、あえて携帯ラジオを買いたい理由

19

2024年02月05日 12:51  ITmedia NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia NEWS

防災のために携帯ラジオを買った方がいい?

 ITmedia NEWS Weekly AccessTop10(1月27日〜2月2日)


【その他の画像】


1 AMラジオ、34局が放送休止へ 1日から順次


2 400万本売れた「パルワールド」早速プレイした 没頭するほど面白いのに、心の底から“申し訳なさ”を感じた理由


3  中年以上は“マルチビタミン”を毎日飲むと記憶力低下を軽減できる? 500人以上が2年間飲み続けた結果は


4 「VTuber×生成AI」ビジネスの可能性 ホロライブ運営企業の代表は「考えていない」 その理由は?


5 1年9カ月で2350本→5カ月で累計682万本 「スイカゲーム」開発元が語ったヒットの裏側とAndroid版の計画


6 JAXA、「SLIM」の運用を再開 太陽光パネルに再び光差す 「トイプードル」と呼ばれる岩を撮影


7 Windows、Mac、ChromeOS 仕事PCで本当に使えるOSはどれ?


8 楽天モバイル、利用する意志がないのに契約した人に“契約解除料”請求へ 「当社が客観的合理的に判断」


9 AMラジオが終わるとき


10 寒すぎたリビングを、1台で暖めてくれた意外なガジェット


 ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2024年1月27日から2月2日までの7日間について集計し、まとめた。


 先週のアクセス1位は、一部のAMラジオ局が放送が2月1日から休止されるというニュースだ。ワイドFMやネットラジオへの転換を検討するための試行で、北陸や東海、山口など一部の局で、最大1年の期間限定で行われるようだ。


 筆者は在宅勤務なこともあって、ラジオをよく聴いている。インターネットラジオ「radiko」のおかげで東京にいても故郷・関西の番組が聴けるのがありがたく、関西から東京、北海道まで、いろいろな番組を聴いている。


 この記事を執筆中に聴いているのは、FM大阪の「LOVE FLAP」。関西弁女性ラジオDJの草分けである谷口キヨコさんの番組で、チャキチャキの関西おばちゃんトークに爆笑できる。


 一方で、昔ながらの携帯ラジオも買った方がいいのではないか、と最近よく思う。防災のためだ。


●「映像がない」メリット


 筆者は1995年1月の阪神淡路大震災で停電・断水した地域に住んでいた。地震が起きた早朝、当時高校1年生だった筆者は、CDコンポ付属のラジオで、FM大阪の「朝錬5」(アサレン ファイブ)という番組を聴きながら宿題をしていた。最初は小さな揺れを感じて「あれ? 地震かな?」と思っていたらラジオが途切れた。揺れはどんどん大きくなり、突き上げるように揺さぶられ、家が壊れるかと思った。


 揺れが収まると、落ちてきたものでぐちゃぐちゃになった家から出た。寒かったので、家族で車の中に避難したのだが、そのときに聴いたのもラジオだった。ただ当時は神戸や西宮からの情報が入っておらず「大阪で震度4」などとのんびりした放送が続いていて、「いやあの揺れは、そんなもんじゃない」と思っていた。


 筆者の実家はその日の午前中に電気が復旧し、テレビが見られるようになった。だが、映るのは凄惨な被災地か、平和すぎる被災地以外の様子。どちらを見ていても辛くなるので、テレビを消した。


 そこで活躍したのもラジオだった。ラジオをつけると、関西の番組のDJは一様に、被災地に心を寄せてくれていた。優しいメッセージをくれ、励ましてくれていた。毎日、昼も夜も余震があってそのたびに震えていたが、枕元にラジオを置いて、DJの優しい言葉に勇気付けられた。


 インターネットがほとんど普及していなかった当時だが、ネットや携帯電話があったとしても、あの規模の震災ならば、しばらくつながらなかった可能性が高い。電気や携帯の電波がダメでも、情報収集できるのが携帯ラジオだ。映像がなく、刺激が薄いからこそ、非常時に癒やされる面もある。


 今は、LEDライト機能が付いた防災ラジオなど、さまざまな機種が販売されている。災害に備えて1つは置いておきたいと改めて思っている。


このニュースに関するつぶやき

  • やっぱりAMラジオの音色がいいんだよ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(8件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定