アーセナルに敗れたリヴァプール、ロイ・キーン氏が守備陣を酷評「パブで酔っ払ったかのように…」

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2024年02月05日 23:14  サッカーキング

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リヴァプールは敵地でアーセナルに完敗 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第23節が現地時間4日に行われ、リヴァプールはアーセナルに1−2で敗れた。試合後、かつてマンチェスター・ユナイテッドを中心に活躍し、現在は『スカイスポーツ』の解説を務めるロイ・キーン氏が、同メディアを通してリヴァプールの守備陣を酷評した。

 現在プレミアリーグの首位を走るリヴァプールが、勝ち点差「5」で3位につけるアーセナルの本拠地に乗り込んだ一戦。試合は14分にブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリに中央を破られると、最後はイングランド代表FWブカヨ・サカに押し込まれ、先手を取られる。前半終了間際にはコロンビア代表FWルイス・ディアスがアーセナル守備陣のミスを突き、オウンゴールで同点に追いつく。だが、後半に入るとマルティネッリとベルギー代表FWレアンドロ・トロサールにゴールを許し、1−3でタイムアップ。リヴァプールは昨年9月に行われた第7節トッテナム戦(●1−2)以来、今季のプレミアリーグで2度目の黒星を喫した。

『スカイスポーツ』にて同試合のコメンテーターを務めたキーン氏は、「インテンシティのことを述べるのであれば、試合開始の笛が吹かれてからタイムアップを迎えるまで、リヴァプールは信じられないほどひどかった」と話した。「この試合に関してはアーセナルを称賛しなければならない」と、90分間高いインテンシティを維持し、ハイプレスでリヴァプールのビルドアップを制限し続けたアーセナルを褒めつつも、リヴァプールの失点シーンについては「まるでパブで酔っ払った選手たちが守備をしているようだった」と発言。ブラジル代表GKアリソンとオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの連携ミスをマルティネッリに突かれる形となった2失点目のように、集中力を欠いたシーンが多かったとの意見を発した。

「ディフェンダーがゲームを複雑にしている。あのボールはヘディングするだけでいい。そんなに難しいプレーではなかったはずだ」

「選手たちが伸び伸びとプレーしているのが好きな人は多いが、私は違う。常にスイッチを切らさず、危険を察知し、ボールに向かってアタックする。セントラルハーフの選手であれば、少しでも危ないと思えば、迷いなくボールへ向かう。そんなプレーが私は好きだ」

 また、キーン氏は「ここまでリヴァプールが成功を収めている理由は、彼らがダイレクトなプレーを用いて、スピーディかつ正確にプレーを続けられるからだと思う」と述べると、「ところが、今日の試合で彼らのマインドセットは変わってしまった。彼らはこの試合がどれだけ重要かわかっていたのだろうか?」とコメント。アーセナル戦でのリヴァプールのパフォーマンスが、今季ここまで見せて来たものとは異なっていたと指摘している。

 キーン氏は「リヴァプールは出足が遅く、試合中に立て直すこともできなかった」と総括。一方で「今日のリヴァプールのプレーには失望したが、一歩引いて考えれば、彼らにとっては(今季のプレミアリーグでの)2度目の敗戦を喫したに過ぎない」と話すと、「彼らはトップクオリティのチームだから、きっとこの敗戦をバネに再び這い上がるはず。ただ、今日の試合にはもっと期待していたよ」と正直な心境を明かした。


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