JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」山陰コース、一部女性席の設定終了

JR西日本は8日、「WEST EXPRESS 銀河」山陰コースについて、2024年3〜6月の運行概要とおもてなし等について発表した。JR西日本ネット予約サービス「e5489」に加え、全国の「みどりの窓口」と「みどりの券売機プラス」でも発売される。


「WEST EXPRESS 銀河」山陰コースの運転期間は3月18日から6月26日まで(始発駅出発日基準)。下り・上りともに京都〜出雲市間の夜行特急列車として運転される。期間中、下り列車は月・金曜日(4月15日は除く)、上り列車は水・土曜日(4月17日は除く)に始発駅を出発する。



下り列車は京都駅を21時15分に発車し、途中の新大阪駅、大阪駅、三ノ宮駅、神戸駅、西明石駅、姫路駅、生山駅、米子駅、安来駅、松江駅、玉造温泉駅、宍道駅に停車(姫路駅まで発駅、生山駅から着駅)。終点の出雲市駅へ9時39分に到着する。上り列車は出雲市駅を15時52分に発車し、途中の宍道駅、玉造温泉駅、松江駅、安来駅、米子駅、根雨駅、備中高梁駅、神戸駅、三ノ宮駅、大阪駅、新大阪駅に停車(備中高梁駅まで発駅、神戸駅から着駅)。終点の京都駅へ6時43分に到着する。

下り列車は金〜土曜日限定で、姫路駅停車中(23時48分着・0時42分発)に「まねきのえきそば」で食事が可能(予約不要、現地払い)。上り列車は夕食として「銀河一番星弁当」(受取り場所は松江駅ホーム)、夜食として「高梁産のあゆと季節の食材を使ったお弁当」(3月20〜30日限定。受取り場所は備中高梁駅の高梁市図書館前広場)を用意する。上り列車の弁当は、観光ナビ「tabiwa by WESTER」で事前予約が必要。2月下旬以降に順次、予約販売を開始する。



車内でのおもてなしとして、4号車フリースペースにて「GINGA SANIN ミュージアム」を開催。島根県出雲市「出西窯」を代表する器2点など山陰の伝統工芸品を展示するほか、「星取県 星空案内用VRゴーグル」を準備し、「星取県」を名乗る鳥取県の星空案内などVRコンテンツを視聴できるようにする。沿線ゆかりのゲストによる誕生日占いやパフォーマンス、マジックショーといった車内イベントも4号車フリースペースで行う予定としている。



下り列車は生山駅、米子駅(土曜日のみ)、安来駅(火曜日のみ)、松江駅、上り列車は根雨駅、備中高梁駅にて、地元ならではのおもてなしも行われる予定。一畑電車の「1日フリー乗車券」に、期間限定で「WEST EXPRESS 銀河」のイラストが入った「銀河×一畑電車コラボ乗車券」も発売する。運転期間中、「tabiwa by WESTER」でデジタルスタンプラリーも開催される。



「WEST EXPRESS 銀河」山陰コースは全車指定席で運転され、各運転日1カ月前の10時から販売開始。JR西日本ネット予約サービス「e5489」において、きっぷ発売日より7日前の5時30分から「事前申込サービス」も利用可能(ファーストシート、クシェット、リクライニングシートを利用の場合)とされている。全国の「みどりの窓口」と「みどりの券売機プラス」でも発売予定。なお、「WEST EXPRESS 銀河」の2号車(リクライニングシート / クシェット)は女性席だが、一部において女性席の設定を終了するとのことで、座席選択の際は注意する必要がある。（MN 鉄道ニュース編集部）