イラン代表の“主砲”タレミ、今季終了後にインテル加入へ？…フリー移籍で口頭合意か

　インテルがポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミの獲得に向けて動いているようだ。8日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

　現在31歳のタレミはセンターフォワード（CF）を主戦場とするプレーヤー。母国の名門ペルセポリスやカタールのアル・ガラファなどを経て、2019年夏にポルトガルのリオ・アヴェに加入しヨーロッパデビューを果たした。2020年夏にポルトへのステップアップを果たすと、昨シーズンのプリメイラ・リーガで得点王に輝くなど前線の主軸として活躍。ここまで公式戦通算171試合に出場し86ゴール53アシストを記録している。

　また、2015年にデビューを飾ったイラン代表ではここまで国際Aマッチ通算82試合に出場し、歴代4位となる45ゴールをマーク。AFCアジアカップカタール2023に臨むメンバーにも名を連ね、準々決勝の日本代表戦は欠場を余儀なくされたものの、5試合の出場で3ゴールを挙げベスト4進出に大きく貢献した。

　ポルトとの現行契約が今年6月末で満了となるタレミだが、今シーズン終了後にさらなるステップアップを遂げる可能性が高まっているという。移籍先の最有力と報じられているのがインテル。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、同クラブとタレミ側との交渉は数週間前に口頭合意に達し、7月のフリーエージェントでの加入に向けた準備が着々と進んでいるという。

　なお、インテルはナポリに所属するポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ獲得に向けた動きも見せているとのこと。同選手の現行契約もタレミと同じく6月末で満了を迎えるが、こちらもフリーエージェントでインテルへ加入する可能性があるという。既に中盤と前線に多くのタレントを抱えているインテルだが、来シーズンに向けてさらなる強力スカッドが形成されることとなりそうだ。