法令改正で「Xperia 1 IV」のキャリア価格はどれくらい変わった? ドコモ、au、ソフトバンクの最安値【2月11日最新版】

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2024年02月11日 13:41  ITmedia Mobile

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ソニー製のハイエンドモデル「Xperia 1 IV」

 「電気通信事業法第27条の3」に関する省令が2023年12月27日に改正され、いわゆる白ロム割と呼ばれる端末単体販売割引が規制された他、値引き額上限が2万2000円から4万4000円に引き上げられた。ただし、値引き額は4万4000円から8万8000円までの場合が半額まで、4万4000円以下の場合が2万2000円までとなる。


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 この影響を受け、各キャリアのオンラインショップにおける端末の販売価格が変更となり、実質負担額がは以前に比べて増した。端末によっては一括価格の変更もあり、これから機種変更や新規契約を考える人は旧価格ではなく新価格を参考にした方がよい。


 そこでこの記事では「Xperia 1 IV」の一括価格と実質負担額が、発売当時(場合によっては2023年11月=省令改正前)と比べていくらになったのかをまとめる。記事内の価格は全て税込み。実質負担額はドコモが「いつでもカエドキプログラム」、KDDI(au)が「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクが「新トクするサポート(スタンダード)」を適用した場合の価格となる。


 なお、ソフトバンクは2023年12月27日から「新トクするサポート(バリュー)」という新しい端末購入プログラムを提供しているが、Xperia 1 IVはその対象端末ではないため、新トクするサポート(スタンダード)での価格を記載する。


 Xperia 1 IVはソニーが2022年5月11日に発表し、ドコモ、KDDI、ソフトバンクが6月3日に発売した。プロセッサはQualcommのSnapdragon 8 Gen 1を採用。ズーム時、シームレスにレンズを切り替え可能なアウトカメラや、4K相当の解像度で表示可能な6.5型の有機ELディスプレイ、3.5mmイヤフォンジャック、5000mAhの内蔵バッテリーを備える。


●ドコモのXperia 1 IV


・1回払い……19万872円


・実質負担額……11万352円→11万8272円


 ドコモオンラインショップにおけるXperia 1 IVの価格を見ると、一括価格に変更はないが、実質負担額は省令改正前の2023年11月と比べて値上がりしたことが分かる。いつでもカエドキプログラムを適用し、23カ月目に返却した場合の実質負担額は、発売当時と比べて7920円高い。


 ただ、ドコモオンラインショップで購入する際、利用者が22歳以下の場合、またはeximoを契約(予約申込みは除く)した場合、オンライン限定機種購入割引により1万ポイントが進呈され、実質18万872円で入手できる。


●auのXperia 1 IV


・1回払い……14万8645円→7万4400円


・機種変更時の実質負担額……11万6900円→1万6547円(719円×23回)


・新規契約時の実質負担額……12万2400円→1万1047円(480円×23回)


・他社とUQ mobileからの移行時の実質負担額……11万1400円→47円(2円×23回)


 auオンラインショップにおけるXperia 1 IVの価格を見ると、一括価格も実質負担額も大幅に値下げされたことが分かる。


 一括価格は7万4245円の値下げとなった。


 実質負担額については、2022年6月2日掲載の「出そろった「Xperia 1 IV」の価格」という記事には機種変更や乗り換えた場合の例を記載していないため、auオンラインショップに在庫があった2023年11月の価格(省令改正前)と比較する。


 実質負担額の値引き額は機種変更時が10万353円、新規契約時が11万1353円、乗り換え時が11万1353円となっている。なお、2月11日時点でアイスホワイトは販売終了しており、ブラックは在庫なしとなっている。


●ソフトバンクのXperia 1 IV


・Xperia 1 IV


・1回払い……19万9440円→18万8640円


・実質負担額……9万9720円→10万3680円(4320円×24回)


・Xperia 1 IV View Kit


・1回払い……19万9440円→18万8640円


・実質負担額……9万9720円→10万3680円(4320円×24回)


 ソフトバンクオンラインショップではスマートフォン単体のXperia 1 IVと、8K HDRのVR映像再生が可能な「Xperia 1 IV View」が付属する「Xperia 1 IV View Kit」を扱っている。


 単体もXperia 1 IV View Kitも一括価格は発売時と比べて1万800円安くなっているが、実質負担額は3960円の値上げとなった。


 さらに、他社からMNPでソフトバンクに乗り換えて、オンラインショップでXperia 1 IVかXperia 1 IV View Kitを購入すると、「オンラインショップ割」として2万1984円が割り引かれる。これを適用すると、2年使用時の実質負担額は8万1696円となる。


●ソニーストアのXperia 1 IV(XQ-CT44)


・1回払い……17万4900円→10万8900円


・24回払い……初回のみ5100円/3600円×残23回


・36回払い……初回のみ3900円/3000円×残35回


 ソニーストアにおける販売価格は、発売時の市場推定価格からは6万6000円安くなっている。


●最安値はどこか


 端末単体を販売するキャリアとソニーストアを比較した場合、一括価格はソニーストアが最も安い。


 分割払いや端末の返却などを条件とした端末購入プログラム適用後の実質負担額については、他社とUQ mobileからauに移行した場合の47円が最安だが、先述の通りブラックが在庫なし、アイスホワイトが販売終了のため、これから購入するとしたら、ブラックの再入荷を待つしかないが、そのまま販売終了となる可能性もある。


 ソニーストアは「Xperia View(XQZ-VG01A)」単体を1万6500円で販売しているが、Xperia 1 IVとXperia Viewを個別に入手するよりも、ソフトバンクで購入した方がお得だ。ただ、Xperia Viewは視聴できるコンテンツが限られているため、購入を考えている場合は用途や目的をよく考えてから検討しよう。


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