【毎日映画コンクール】『君たちはどう生きるか』が大藤信郎賞 宮崎駿監督が7度目の栄冠

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2024年02月14日 15:44  ORICON NEWS

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『第78回毎日映画コンクール』に出席した鈴木敏夫氏 (C)ORICON NewS inc.
 昨年7月に公開されたスタジオジブリの宮崎駿監督(※崎はたつさき)が手がけた10年ぶりの長編映画『君たちはどう生きるか』が『第78回毎日映画コンクール』で大藤信郎賞を受賞し、14日に都内で行われた授賞式にスタジオジブリ プロデューサーの鈴木敏夫氏が出席した。

【全身ショット】個人で特別賞も受賞!笑顔を見せた鈴木敏夫氏

 『君たちはどう生きるか』は、公開後、ボイスキャストとして山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、木村拓哉、大竹しのぶ、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子、滝沢カレン、國村隼、小林薫、火野正平らの参加が大きな話題となり、米津玄師による主題歌「地球儀」もヒットした。

 宮崎監督作品が7度目の受賞となった。鈴木氏は「大藤信郎賞は長い歴史、伝統がある賞。ジブリは宮崎以外に高畑勲という監督がいまして。亡くなっちゃったんですけど、これをほしがっていたんですよ。残念ながら『風立ちぬ』の時に取れなくて『悔しい』と言っていたのをよく思い出します」としみじみ。「個人的には、『君たちはどう生きるか』が、そういう賞に選ばれて本当にうれしく思っています」と笑顔を見せた。

 また、鈴木氏は個人で特別賞も受賞。「スタジオジブリという会社はかつて、徳間書店の社長だった徳間康快という社長が作ってくれた。その人はいろんな映画を作った人で、この特別賞をもらったんです。その前に亡くなっちゃうんで、あんまり縁起がよくない…」と笑わせつつ「徳間社長がもらった賞を僕がもらうこともできて、うれしいです」とほほえんでいた。

 同賞の対象は、2023年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)となる。

■『第78回毎日映画コンクール』受賞結果
日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)
日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)

外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)

男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』
女優主演賞:杉咲花『市子』
男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』
女優助演賞:広瀬すず『キリエのうた』
スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』
スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』

監督賞:石井裕也『月』
脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』
撮影賞:鎌刈洋一『月』
美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』
音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』
録音賞:志満順一『せかいのおきく』

アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)
大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督※崎=たつざき)

ドキュメンタリー映画賞:『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)

TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版 美しい彼〜eternal〜』
TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

田中絹代賞:薬師丸ひろ子

特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)

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