日本の侍を描いた『ブルーアイ・サムライ』“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞で6冠

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2024年02月19日 10:00  ORICON NEWS

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Netflixシリーズ『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』独占配信中
 日本の”侍”を描いたアニメシリーズ『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』が、「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる「第51 回アニー賞」でテレビ/配信部門ではトップとなる6つの賞を受賞した。同作品は、動画配信サービス「Netflix」で独占配信されている。

【画像】アカデミー賞で『君たちはどう生きるか』と競う『ニモーナ』

 現地時間17日、米ロサンゼルスで行われた授賞式では、宮崎駿(※崎=たつさき)監督の『君たちはどう生きるか』と、新海誠監督の『すずめの戸締まり』がノミネートされていた、最も権威ある長編アニメーション作品賞に『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が選ばれた。

 『スパイダーマン〜』の7冠に次ぐ6部門での多数受賞に輝いた『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』は、『LOGAN/ローガン』『ブレードランナー 2049』の脚本家マイケル・グリーンが参加し、日本の江戸時代を舞台に、異国の血を引く剣の達人ミズ(声:マヤ・アースキン)が、仮の姿で世を忍びながらとある復讐を企てる物語。

 繊細で圧倒的な映像美とスピーディーなアクションで観る者の目と心を奪う同作は海外での人気も高く、『オビ=ワン・ケノービ』(ディズニープラス)やドラマ『Mr.&Mrs. スミス』(Amazon)に出演のマヤ・アースキンや、”サー”の称号を持つ英国の至宝ケネス・ブラナー(『オリエント急行殺人事件』『シンデレラ』)らが声を務めたことでも注目を集めた。

 今回のアニー賞では、テレビ/配信部門の作品賞(14歳以上向け)をはじめ、アニメーション効果賞、キャラクターアニメーション賞、美術賞、脚本賞、編集賞を受賞。シーズン2の製作も決定している。

 そのほか、Netflixのアニメーション作品では、『ニモーナ』が声優賞と脚本賞(長編アニメーション部門)、怖いもの知らずで好奇心がいっぱいのヒルダが故郷の森を離れ、新しい冒険に出る姿を描いた『ヒルダの冒険』がテレビ/配信部門の作品賞(こども向け)を受賞するなど、計9つの賞を獲得した。

 『ニモーナ』(独占配信中)は、『ベイマックス』『モンスターズ・ユニバーシティ』のロバート・L・ベアードらが脚本を手掛けた長編アニメーション。物語の舞台は、近未来的な発展を遂げた中世の世界。王国と国民の信頼を積み上げてきた誠実な騎士バリスター(声:リズ・アーメッド)だったが、ある日、“とある事件”の濡れ衣を着せられ、国中のお尋ね者に。

 彼の無実を証明する手助けができるのは、いたずら好きの少女、ニモーナ(声:クロエ・グレース・モレッツ)だけ(!?)。しかし、ニモーナは、バリスターが退治しようとしてきた、“変幻自在の能力”を持つモンスターかもしれない…。誰もが抱える“誰にも型にはめられたくない”という思いをテーマに紡がれた、壮大で感動的な冒険譚。

 『キック・アス』の”ヒット・ガール”で日本での人気も高いクロエ・グレース・モレッツがニモーナ役を務め、声優賞を受賞した。脚本賞も受賞した本作は、「第96回アカデミー賞」でも長編アニメーション映画賞にノミネートされている。

■「第51 回アニー賞」Netflix作品:受賞結果一覧

●『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』
テレビ/配信アニメーション作品賞(14歳以上向け) ep. 「鍛錬のかけら」
アニメーション効果賞(テレビ/配信) ep. 「邪悪な夢よ、怒りの言葉よ」
キャラクターアニメーション賞(テレビ/配信)
美術賞(テレビ/配信) ep. 「明暦の大火」
脚本賞(テレビ/配信) ep. 「浪人夫婦の物語」
編集賞(テレビ/配信) ep. 「浪人夫婦の物語」

●『ニモーナ』
声優賞(長編アニメーション) クロエ・グレース・モレッツ
脚本賞(長編アニメーション)

●『ヒルダの冒険』
テレビ/配信アニメーション作品賞(こども向け)ep. 「妖精の国」

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