限定公開( 1 )
東京都のイベント「都市にひそむミエナイモノ展 Invisibles in the Neo City」で体験できる、「AIに感知されないよう横断歩道を渡る」チャレンジが面白そうです。これはメディアアーティストの木原共さんと、Playfoolのダニエル・コッペンさんによる「How (not) to get hit by a self-driving car」という作品です。
●地面に紛れようと画策したけど……
同展は都市に秘められたテクノロジーなど、“多様なミエナイモノ”をコンセプトとする体験型イベント。アーティストの萩原幸也さんが2023年12月に訪れた際、AIへの挑戦を伝えたところ、X(Twitter)で「行きたい!」「好き過ぎる」と注目を集めました。
ちょうど黒ずくめだった萩原さんは、地面に紛れようと画策。横断歩道の黒い部分に寝そべっては進みを繰り返しますが、あえなくAIに見つかってしまいました。
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これだけ聞くとゲームのようですが、実はこのAIは車の自動運転システムで使われているものと似たようなものを使っているそうです。つまり、このシステムに検知されないということは、もしこれが自動運転車なら、あなたを人間だと認識できずにぶつかってしまうということ。誰かがこのチャレンジに成功するたびに、人間だとAIが検知できなかった動きが蓄積されるので、将来的には自動運転技術の向上に役立つ可能性があるのだそうです。人間のとっぴな行動まで覚えるってことかな……?
都市にひそむミエナイモノ展は千代田区のSusHi Tech Squareにて、3月10日まで開催(入場無料)。横断のチャレンジは好評のようで、Xでも多くの挑戦者がみられます。
動画提供:萩原幸也さん
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