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この日は終わり間際に仕事の対応に追われ、お迎え時間にとても間に合わなくなってしまいました。そのため急きょ母に保育園へ行ってもらうようお願いして……。慌てて実家の玄関を開けると、子どもたちが出迎えてくれます。
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「ごめんね、お迎え代わってもらっちゃって……」平謝りの私に、母は温かく声をかけてくれます。「そういうこともあるわよ。子どもたち、泥だらけだったから、お風呂入れちゃった」「え? 本当? ごめんねー! ありがとう」快く育児をフォローしてくれる母には、いつも感謝してもしきれません。
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今年から保護者以外も観覧できるようになった保育園の運動会。さっそく母に話をすると喜んでくれました。そして私は子どもたちを連れ、実家から歩いて10分ほどの距離にある自宅へ帰ります。子どもたちにご飯を食べさせ、絵本を読んだり、翌日の保育園の準備をしたり……と、慌ただしく1日を終えます。
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時短勤務とはいえ順調に仕事を終えられる日ばかりではありません。そんなときはまず夫に連絡をします。けれど動いてもらえることはほとんどなく……。この日も「ごめん、無理だ」と即答されてしまいました。だからこんなふうに母に頼ってしまっているのが現状です。
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正直、甘えすぎかな……? と思うこともあります。しかも勤めている会社の制度では、トウマが3才になったらフルタイム勤務に戻ることになっています。今でも大変なのにやっていけるのでしょうか? これ以上母に迷惑をかけるわけにはいかないという気持ちもあります。
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子どもたちは何にも代えがたい宝物です。しかし夫婦だけで育児ができていない現状にもどかしさを感じている自分もいました。子どもに関することで大変な思いをしているのは、いつでも私です。それがすっかり当たり前になってしまっていますが、このままで本当にいいのでしょうか……? 今はただ、私の母がフォローをしてくれているので何とかなっているだけ。そんな気がしてなりませんでした。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子