50代で、将来の年金も老後貯金も両方少ないときはどうしたらいい?

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2024年02月23日 21:41  All About

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皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、老後のお金も将来もらえる年金も少ないときの考え方についてです。
お金のこと、難しいですよね。老後の不安からますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、老後のお金も将来もらえる年金も少ないときの考え方についてです。

Q:貯金もなく、もらえる年金も少ないと思います。今からどうしたら?

「そろそろ老後を考えなくてはいけないと思いますが、夫婦で今まで必死に生きてきて、ローンや学費など、いろんな支出があり、貯金は少なく、年金も大してもらえないと思います。どうやって老後、生きていけばいいのでしょうか」(50代・自営業)

A:あきらめず、今すぐ行動してみましょう

50代で年金も貯金も少ないとなると、不安だけが膨らんでいってしまいますよね。そのような場合、どのように行動していけばよいのかを考えてみましょう。

将来の年金についてですが、以前は、加入期間が25年以上なければ年金を受給することができませんでしたが、改正され、現在は10年になっています。その部分は、少し安心ですよね。

年金が少なければ、単純に増やすようにすることです。その中で今からできることは、年金の未納期間がある場合には、納めること。国民年金に加入している場合は、付加年金といって、定額の年金保険料に付加保険料の400円を上乗せして支払うというものです。年金を2年以上受け取れば、支払った付加保険料以上の年金が受け取れますよ。

厚生年金に加入できるのなら、加入することで将来、受け取る年金を増やすことができます。

もし、年金保険料の支払いが厳しくなってしまったときには、決して未納のままにしないでください。年金事務所へ出向いて、支払いの相談をしてみましょう。収入が少なければ将来受け取る年金は減りますが、保険料そのものを減額してもらえる可能性もあります。

また、金銭的に余裕があるなら、iDeCo(確定拠出年金)に加入するのも手です。

iDeCoには3つのメリットがあります。

【1】掛金が全額所得控除になる
【2】運用益も非課税で再投資することができる
【3】受取時には一括や分割等が選べ、受取時の方法に応じて控除が受けられる

ただし、原則60歳まで引き出すことができませんし、運用は自分自身がするため元本割れをするかもしれません。その他に各種手数料がかかります。銀行の窓口で申し込めますので、店頭で資料を入手してみましょう。

預貯金が少ないことについては、毎月、夫婦で少額でもよいので、積立等を開始して、少しでも預貯金を増やすようにしていきましょう。もし毎月1万円貯めることができれば、1年で12万円。10年で120万円貯まります。

あきらめていては何も始まりません。今すぐ行動してみましょう。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))

このニュースに関するつぶやき

  • もうすぐ日本円と云う通貨自体が崩壊すっから円建ての資産も負債もチャラw これからの日本国民は四ぬまで働くことになるから心配すんなw
    • イイネ!1
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