『キン肉マン』大好き作家・燃え殻×爪切男の先月の肉トーク!! vol.31【コミックス派はネタバレ要注意!】

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2024年02月26日 00:11  週プレNEWS

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『キン肉マン』大好き作家・燃え殻さんと爪切男さんが1月の連載を激論!

『ボクたちはみんな大人になれなかった』の燃え殻、『死にたい夜にかぎって』の爪切男の意外な共通点、それは『キン肉マン』!!

希代のストーリーテラーのふたりが1月分の『キン肉マン』連載を甘く、そして辛く批評。

―今回の「先月の肉トーク」テーマ―

第437話 "五大刻(ごたいこく)"の狙い!!の巻(1月4日更新)
第438話 蝶たちの舞踏戦!!の巻(1月15日更新分)
第439話 "蝶"上決戦、開幕!!の巻(1月22日更新分)
第440話 超人墓場に集いし者!!の巻(1月29日更新分)
あらすじ
エル・カイトとドミネーターを倒したゼブラたち。強大な敵を倒したと思った矢先、ファナティック率いる五大刻(ごたいこく)が現れ、第1戦はキン肉マン マリポーサVSパピヨンマンの蝶対決となった

・森香澄はかわいい......

爪切男(以下、爪) 新年1発目の『週刊プレイボーイ』3・4号(1月4日発売)から元気でしたね。今年始まるアニメ『キン肉マン』のキン肉マン役の声優が宮野真守、カメハメと真弓が神谷明であることが発表されたタイミングだったから、表4(裏表紙)が、そのおふたりと嶋田先生の3ショットだったじゃないですか。

燃え殻(以下、燃) うん、そうだったね。

 あれは表紙で発表してほしかった。

 だよねえ。森香澄(同号表紙)に負けた笑。

 そう、相手が悪かった。森香澄は今、すごい人気だから。

 あ、そうなの?

 銀行の役員とか偉いおじさん、みんな大好き。

 (笑)。えらいピンポイントだなあ。

 だけじゃないけど、警視庁のポスターとかもやってるじゃないですか。

 はあー。

 悔しいなあ。この3ショットのほうが、書店で「おっ」て手に取ると思うんだけどな。その号に付録で付いてたキン肉マンのARクリアスタンド、やってみました?

 うん、AR三兄弟のね。おもしろかった。

 時代が進化したって思いましたね。毎週DVDが付いているのもうれしいけど、こういう遊び心のあるオマケはいいな。昨年末に公開されたPV映像を観ると、また期待が高まりますよね。宮野真守のキン肉マン、なんの違和感もなくて。

 そう、不思議なくらい、ないんだよね。

 かといって、神谷明のマネをしているわけでもなくて、自然なの。あれ不思議だなあ。

 放送枠も発表になったね。7月からCBC/TBS系列で、日曜の夜23時半。

 日曜の日付変わって24時には『週プレNEWS』に『キン肉マン』の最新話がアップされるから、毎週アニメを観終わったらマンガを読めるというね。日曜の深夜がさらに楽しくなるな。

・蝶VS蝶の今後は!?

 で、連載1月分だけど......。

 437話で、俺の大好きなマリキータマンが、いきなりパピヨンマンにやられちゃって。

 うん、ひどいやられ方だった。3ページで完膚(かんぷ)なきまでにやられたもんね。

 で、ゼブラの腕の中で意識を失うという、BL展開が(笑)。あと俺は、マリポーサに伝令を頼まれたケンダマンが、走り去っていくコマも好きです。自分の頭を抱えて。

 はははは。いいよね。

 「わかった、ではまたいつか会おう!」って、俺も会いたいよ。もう一回会いたい。スクリュー・キッドとケンダマンのコンビに。

 スクリュー・キッドもケンダマンも、けっこう生き長らえるよね。いつもヤバそうな相手と闘うんだけど、ギリギリで誰かが助けてくれる、っていう、『キン肉マン』の中でも稀有な超人じゃない? 負けるとズタボロに殺されたりする超人が多いのに、今回はふたりともサッサと逃げて生き長らえる。

 そして438話、マリポーサとパピヨマンの闘いがまさに始まるところで場面が変わって、バッファローマン、ロビンマスク、アシュラマンとザ・ワンが、忘れられた天空の島へ到着して。

 アシュラマンとロビンマスクが、バッファローマンを強化するための時間稼ぎを、ザ・ワンに命じられる。

 バッファローマンの短期強化は予想されてたけど、どうやって鍛えるのか楽しみです。

 しかし、バッファローマンを鍛えるための時間稼ぎが豪華すぎるよね。ロビンマスクとアシュラマンが先に闘っている、その間に、って。で、439話でマリポーサVSパピヨンマンの闘いが、スタートしたけど......。

 偶然かもしれないけど、このふたり、宿命のライバルみたいですね。スペイン語で蝶がマリポーサで、フランス語で蝶がパピヨン。

 蝶VS蝶の闘い。

 バッファローマンvsザ・ワンと同じで、圧倒的な力の差を感じる展開ですよね。今のところマリポーサ、手も足も出ない。また、やられ方が残酷なんだよな。石のリングに叩きつけられるとか。

 残酷試合だよ、心配でならない。マリポーサもゼブラもそうだけど、格下の相手に胸を貸していた強い超人が、今度は自分が胸を借りにいく、みたいな展開になってるじゃない? だから人間性が出るよね。キャラクターが明確に描かれていて、昔読んでいた頃は気がつかなかった、「あ、マリポーサ、こういうヤツだったんだ?」っていう発見がある。

 ゼブラもそうでしたね。

 そう、ゼブラに性格が出た、っていうか。だから、昔からのファンも新鮮に楽しめると思うな。新キャラも魅力的だけど、新キャラと闘うことで、前からいるキャラをさらに深堀りして立体感を出していく、というのが、今ゆでたまご先生がやっていることなんだな。

 確かにマリポーサ、王位争奪戦の頃は、こういうキャラクターなんだってことがわからなかったもんな。あと、パピヨンマンは、俺、虫嫌いだから......。

 (笑)。そこ?

 羽根をむしり取ってほしい。ゆでたまご先生がたまに描く残酷表現のパターンで。

 その一方で、キン肉マンやネプチューンマンたちがザ・マンのところに到着すると、そこでテリーマンが待っていたじゃない?

 そろそろ出るだろうと思ってたけど、やっぱり出るとうれしいですね。その440話で、ザ・マン「ヤツらを止める力を持つと信じるお前たちに...ここへと集(つど)ってもらった」と言うと、キン肉マンがラーメンマンの不在に気づく。

 すると、ラーメンマンが、モン・サン・パルフェ(聖なる完璧の山)の前まで来たところで、クルッと背を向けて去っていく画になる。

 ザ・マンの陣営につくのをやめた、ということなのか、それとも自分が一足先に闘いに向かったのか。マリポーサの次の闘いは、テリーマンなのか、ラーメンマンなのか。ワクワクしちゃうな。ラーメンマンが試合したら、ネットとかまた盛り上がるんだろうな。

 盛り上がるよねえ。

 うまいんですよ、ワクワクがどんどん高まっていく超展開を考えるのが。いつも言うけど、ゆでたまご先生、あの歳でようやりますよ。普通こうは続かず一個ぐらいにしますよ、ワクワクの爆弾は。

 で、アシュラマンとロビンマスクは、けっこう最近、試合を観たじゃない? ってことは、次はラーメンマンなのかもしれないね。

 ラーメンマンかテリーマンが観たいけど。

 テリーマンはまだだろうしね。

 でも、ゆでたまご先生は、俺らの予想をいつも裏切るから。「ラーメンマンかと思ったら、お前かい!」っていう展開かも(笑)。

 僕が思う一番ヤバいなと思う展開は......この回のラーメンマン、2000万パワーズの肩パッドをしてるじゃない?

 そう、そうなんですよ。

 で、修行中のバッファローマンがラーメンマンの試合を観るとしたら、それによってバッファローマンの中にものすごい闘志が湧き立つようなことがあるほうがいいじゃない? って考えると、ラーメンマンが、ものすごいやられ方で負けそうだな、って思うんだけど。

 そうか。殺されちゃうとか。

 それを見てバッファローマンが激昂するという。どのみち、ここから以降の試合って、これまでの試合以上に、超人側が劣勢になる可能性が高いじゃない?

 それはそうですね。

 で、もうメインキャラたちが動き始めちゃってるから、今後、けっこうなメンツが、ここで消える可能性が......。

 ある。殺される......。とりあえず、ファナティックは誰とやるんだろう?

 誰かなあ......そうだね、そうやって、五大刻(ごたいこく)の残っている4人が、それぞれ誰と闘うのかを考えるのも楽しいね。だから、ここから先生はみんなが知ってる主要キャラが残酷に死んでいく、という展開を、1年2年かけて、描き始めるかもしれない。

 ありうるなあ。で、『キン肉マン』の今後のことを考えると、今回死んだら、もう生き返らないですよね。

 そうだね。『キン肉マン』の世界から完全に退場する可能性が高い気がする。

 ツラいなあ......。

 という覚悟を決めて読んだ方がいいかもしれない。今までは「でもいつか生き返るでしょ」って思いながら読めたけど。

 でも、ほんと今日の結論は、「パピヨンマンの羽根をむしってくれ!」ということですね。

 そうだね (笑) 、パピヨンマンの必殺技はほとんどが羽根を使ったものだから、それを封じるには羽根をむしるしかないもんね。

 時間超人は「超回復」できないくらいのダメージを与えなきゃ元に戻っちゃうんだから、残酷な攻撃をしなきゃいけなくなる。

 あ、そうか、パピヨンマンも時間超人だ。忘れてた(笑)。

 パピヨンマンがまだ「超回復」を使うほど追い込まれてないからですよね。この先使ってくるかもしれない、だから「超回復」が効かないくらいの攻撃をしなきゃいけない。

 確かにね。いやあ、どうなるんだろう。

燃え殻(MOEGARA)
1973年生まれ、神奈川県出身。働きながら始めたツイッターでの発言に注目が集まり、作家デビュー。最新著は『夢に迷ってタクシーを呼んだ』(新潮社)。ドラマ『あなたに聴かせたい歌があるんだ』(漫画:おかざき真里/扶桑社)はHuluで配信中。出演中のラジオ番組 『BEFORE DAWN』(J-WAVE、毎週火曜26:00〜27:00)もチェック

爪切男(TSUMEKIRIO)
1979年生まれ、香川県出身。2018年『死にたい夜にかぎって』(扶桑社)で小説家デビュー。2020年、同作が賀来賢人主演でドラマ化。風俗嬢との公私ない交ぜの触れ合いの様子をつづった『週刊SPA!』連載コラムを一冊にまとめた『きょうも延長ナリ』(扶桑社)が発売中。集英社発のWebサイト『よみタイ』で、コラム『午前三時の化粧水』を連載中

取材・文/兵庫慎司  撮影/鈴木大喜 ©ゆでたまご/集英社

バッファローマンの修業の行方は!?

このニュースに関するつぶやき

  • ラーメンマンがモンゴルマン時代の肩のプロテクターつけていたのは、何かの伏線か
    • イイネ!3
    • コメント 8件

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