限定公開( 2 )
丸い物体が、パックマンのように口をパックリ――。ある春先の風物を撮った顕微鏡写真が、X(Twitter)で悲鳴を呼んでいます。見た目は愛らしいけれど、その正体は多くの人々を苦しめるアイツ。
写っている物体は、実は花粉症の原因の1つ、スギ花粉。2月20日、投稿主のでんかさんが、海の生物を顕微鏡で観察した際、標本に混じっていたものだそうです。
観察地の周囲にはスギが密植されていたため、でんかさんは時期的にもこれはスギ花粉だろうと判断。あらためてスギから採取し、その姿を収めました。
でんかさんは観察時に動画も撮影。花粉は水に濡れて膨張し、はじけるように中身が飛び出す様子が見られます。つまり、パックマンのように見えていたのは、あとに残された“殻”というわけ。ちなみに中身のほう(ペクチン)は、車に貼り付くと塗装を浸食してシミを残したりします。どこまでも面倒なやつ……。
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一連の投稿は、「見ただけで鼻がムズムズする」「かわいくないけどかわいい」と話題に。パックマンをやっつける、モンスター的な存在の登場を願う声もみられます。
なお、でんかさんは海洋生物観測所の職員。Xでは水生生物や顕微鏡写真を日々投稿しています。
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