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前回からの続き。最近のお話です。私はチグサ32歳。夫タケヒコと2人の子どもたち(ヨシト・6歳、ユウト・4歳)と暮らしています。このところ私は夫に対して思うところがあります。それは休日の過ごし方です。家族をおいてサッカーや飲み会と遊び歩き、自分だけ好きなように過ごしているのです。そんなとき高校時代の友人から休日ランチの誘いがありました。そのときぐらいは夫に子どもをみてもらおうと話をしましたが、夫は「連れて行けば?」と逃げ腰です。怒りがわいた私は当日、夫にお灸をすえる作戦を決行することにしました。
友人たちと会う日、私は朝早くから出かける準備をしていました。夫と子どもたちはまだ寝ています。普段は子どもの世話をしてパートに出て、バタバタと1日が過ぎていきます。こんなふうにおしゃれして街へ出るのは久しぶりです。するとヨシトがひとりで起きてきました。
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「ママ……どうしたの? 別の人みたい」ワンピースを着た私をマジマジと見たあと、ヨシトがつぶやきました。
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ヨシトに夫への手紙を託し、いざ「ひとりでお出かけ」です!
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私が夫への手紙を託すと、ヨシトは「はーい。いってらっしゃい」と送り出してくれました。子どもたちはもう小1と年中だし、小さい頃と違ってつきっきりでお世話が必要なこともありません。夫だけでも特に困ることはないはずです。
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電車から外の景色を眺め、私は考えを巡らせます。(まだ朝早いからカフェでコーヒーでも飲んで、開店したらデパートをぶらぶらしようかな。子どもを連れていたらゆっくり見てまわるなんてできないから。子どもたちは可愛いけど……自分ひとりの時間も大切だよね)
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友だちと会うことを楽しみに考えたり、夫への怒りを募らせたりしていると、私のスマホが鳴りました。夫からの着信です。
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夫は仲間と遊ぶ予定を入れていたかもしれません。でも知ったこっちゃありません。予定を知らせないのも勝手に出かけることも、いつも夫が私にしていることです。全部キャンセルすればいいんです。手紙には「出かけてきます。子どもたちのことはよろしく。夜まで帰りません」と書きました。
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高校時代の友人たちと会う当日、私は朝から念入りに髪のセットやお化粧をしていました。普段は慌ただしく時間に追われているので、こんな時間も私にとっては楽しく貴重でした。私の不在を知った夫からは案の定、鬼のように着信やメッセージが届きます。さすがに子どもたちに留守番させてまでサッカーに出かけるような人ではないですし、予定が狂って慌てているのでしょう。自分の身勝手な考え方に気付いて、これを機に反省してほしいです。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子
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