宮崎吾朗監督、7年かけて「ジブリパーク」フルオープン「感謝と心配でドキドキ」

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2024年02月28日 18:38  ORICON NEWS

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7年かけた「ジブリパーク」への心境を明かした宮崎吾朗監督(C)ORICON NewS inc.
 愛知県長久手市の愛・地球博記念公園にあるスタジオジブリの作品の世界を表現した「ジブリパーク」に新たにオープンする「魔女の谷」エリアの施設説明会が28日に開催され、大村秀章愛知県知事とパークの制作現場を指揮した宮崎吾朗監督が出席した。

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 2017年5月に愛知県とスタジオジブリがジブリパーク整備構想に合意してから約7年。22年11月に開園した「ジブリパーク」では「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3つのエリアに続いて、昨年11月1日の「もののけの里」、3月16日の「魔女の谷」をもってフルオープンとなる。

 大村知事は「2005年の愛知万博の理念がジブリパークの中で引き継がれていく。多くの老若男女、国内外、世界中のジブリファンに楽しんでもらえるようにしっかりと運営していきたい」とあいさつした。

 吾朗監督は「時間をかけてここまでたどりつけて、ほっとしています。愛知県の皆さん、つくることに関与してくれた方々を含め、ありとあらゆる方々に感謝したい気持ちでいっぱいなのと、お客さんが楽しんでくれるかなぁという心配もあって、ドキドキしている」と心境を明かした。

 「魔女の谷」は魔女が登場するスタジオジブリ作品をイメージしたヨーロッパ風のエリアで、『魔女の宅急便』の「グーチョキパン屋」や「オキノ邸」、『ハウルの動く城』の「ハッター帽子店」や「ハウルの城」、『アーヤと魔女』の「魔女の家」などがある。

 『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』の監督を務めた宮崎駿(※崎=たつさき)氏の反応を尋ねられた吾朗監督は「観に行く?と聞いたんですよ。面倒くさいからいいって言われました(笑)。さすがに齢80を超えてますから、いい(行かない)ということなんですけど」と答え、進捗状況は写真を見せつつ報告していたそうだが、駿氏の塩対応ぶりを明かして、「かつて自分がつくったものにはあまり興味がないんですね。魔女の谷新しい施設ではあるんですが、彼にとってはかつて自分がつくったものの何か、そういうものよりも別のものを考えているように思います」と話していた。

 オープン直前の来月11日(現地時間10日)に授賞式が開催される「第96回アカデミー賞」長編アニメーション賞にスタジオジブリの作品『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督※崎=たつさき)がノミネートされているが、大村知事は「ジブリパークへの期待感も高まっていると思うので、『千と千尋の神隠し』に続いての2回目の受賞を我々もおおいに期待したい」と話していた。

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