3月2日、ラ・リーガ第27節、久保建英所属のレアル・ソシエダは敵地でセビージャと対戦。久保は出場することなく、3対2で敗れた。
PK戦までもつれ込み、敗退したスペイン国王杯準決勝マジョルカ戦から中三日で迎えたこの一戦、さらに3日後には、チャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦が控えている。アウェーでの第1戦を2−0で落としているソシエダにとっては、決戦となる。ここまで公式戦6試合連続先発出場が続いていた久保を筆頭に、多くの主力組がベンチからのスタートとなり、イマノル・アルグアシル監督によるCLを見据えた采配だった。
主力不在のチームは、前半11分、13分と、たて続けにセビージャFWユセフ・エンネシリに得点を許してしまう。前半終了間際に獲得したPKにより反撃の狼煙を上げるも、後半20分、セルヒオ・ラモスの得点でトドメを刺されてしまった。アディショナルタイムに入った終了間際、ブライス・メンデスがFKを直接決めて1点を返したが、及ばなかった。
写真は、ベンチに座る久保。どんな時でも選手はピッチに立ちたいもの、という内なる思いもあっただろうが、カメラ目線でにこやかにシャッターチャンスを作ってくれた。
序盤から追いかける展開になったが、最後まで攻撃の牽引役である久保の起用はなかった。アップに出てくることもなく、よほどのことがない限り出場がないことは、事前に決められていたのだろう。
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「来てくれたのに、申し訳ない」。そんな思いのシャッターチャンスだったのかもしれない。