米カリフォルニア州の博物館で、7〜10年に一度しか咲かないとされている“死体花”が開花した(『California Academy of Sciences X「It’s happening!」』より)腐敗臭のような臭いを放つことから“死体花”と呼ばれる植物は7年に一度、花を咲かせると言われている。米カリフォルニア州の博物館で先月27日、その珍しい開花が始まり、翌日には満開となった。この花は数日間しか開花しないそうで、滅多に見られない開花の状態やどんな悪臭がするのかなど、興味津々の人々が多数集まったという。米ニュースメディア『People.com』などが報じた。
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米カリフォルニア州サンフランシスコのゴールデン・ゲート・パーク内にある博物館「カリフォルニア科学アカデミー(California Academy of Sciences)」は先月27日、X(Twitter)でショクダイオオコンニャク(別名:スマトラオオコンニャク、または死体花)と呼ばれるサトイモ科・コンニャク属の植物の花が開花し始めたことを報告した。
“ミラージュ(Mirage)”と名付けられたこの花は、2017年に同じくゴールデン・ゲート・パーク内にある植物園「Conservatory of Flowers」からギフトとして、カリフォルニア科学アカデミーへ贈られたものだった。当時、ミラージュは栽培して1〜2年とみられており、カリフォルニア科学アカデミーで開花するのは、受け取ってから初めてのことだった。
今回注目を集めたのは、そのユニークな臭いの特徴だけではない。ショクダイオオコンニャクの花は一般的に7〜10年に一度、花を咲かせると言い、開花は数日しか続かない。花を咲かせるには膨大なエネルギーを必要とするため、次の開花は最短で2〜3年、あるいは10年ほどかかるケースもあるという。国立植物園である「米国植物園(United States Botanic Garden)」は、野生の死体花は世界で1000株未満しか存在していないと推定しており、非常に珍しい植物である。
画像は『California Academy of Sciences X「It’s happening!」』『People.com 「Hundreds Line Up in San Francisco to See 7-Foot Tall Corpse Flower That Smells ‘Like a Porta Potty’」(AP PHOTO/JEFF CHIU)』『The Sun 「MONEY GROWS ON TREES I bought a B&Q plant for just £12 - its leaves are worth £170 EACH after we realised it was actually a rare shrub」(Credit: Harry Langstaff)』『Brights Zoo Facebook「Name the baby giraffe」』『New York Post 「Shark at Chicago zoo gives birth — without ever having contact with a male」(Jim Schulz / CZS-Brookfield Zoo)』『NoCo Kitties Facebook「Everyone is talking about me.」』より (TechinsightJapan編集部 iruy)