免許返納してほしい? 「地方で車を運転する70歳以上の親」を持つ人の答えは

ジョイカルは3月4日、「免許返納における親子のコミュニケーションに関する実態調査」の結果を発表した。調査は1月26日〜29日、地方在住(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府・愛知県を除く地域)で車を運転する70歳以上の親を持つ男女107名を対象に、インターネットで行われた。


「あなたの親は免許返納をしていますか?」と質問したところ、79.4%が「していない」と回答。また、「あなたの親は免許返納を検討していると思いますか?」と聞くと、69.4%が「検討していないと思う」と回答した。

そこで、親の免許返納に関する子どもの心情をうかがうと、多い順に「免許返納をしてほしいが生活が不便になると心配している」が29.9%、「運転リスクがあるため、免許返納をしてほしい」が23.4%、「免許返納をすることが親の自由を奪うのではないかと心配している」が21.5%という結果に。自由回答では、「まだ車の運転に特に支障がないほど元気なので、心配していない」や「田舎で車に乗れないと不便」などの意見も見受けられた。


次に、「親と免許返納の話ができていますか?」と尋ねたところ、65.4%が「できていない」と回答。理由を聞くと、「親の生活が不便になってしまうから」(44.3%)、「周辺の交通手段が限られるため」(41.4%)、「親の健康状態に懸念がないため」(27.1%)が上位に。



一方、「できている」という人は30.9%。きっかけを教えてもらったところ、「交通事故のニュース」(48.5%)が最も多く、次いで「親の運転頻度の低下」(36.4%)、「親の身体能力の低下」(27.3%)と続いた。（CHIGAKO）