年金をもらいながら、月収6万円のアルバイト。確定申告は必要?

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2024年03月06日 08:11  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、年金を受給している人の確定申告についての疑問に専門家が回答します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年金をもらいながら、月収6万円のアルバイト。確定申告は必要?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。

「60代後半で年金をもらっていて月収6万円のアルバイトもしている。確定申告が必要になる?」

A:一般的に老齢年金受給額が年間400万円以下、年収75万円以下であれば、確定申告は必要ありません

老齢年金をもらいながらアルバイトをしている場合は、確定申告が必要か、必要でないかを判断する必要があります。

一般的に老齢年金受給額が年間400万円以下の人は、そもそも確定申告不要となっています。さらに、年金以外の所得、例えばアルバイトなどの給与所得が年間20万円以下の人も確定申告は不要です。

給与所得が年間20万円以下というのは、年収にすると75万円以下(20万円+給与所得控除55万円)となります。したがって老齢年金受給額が年間400万円以下であっても、アルバイトの年間の収入が75万円を超える場合には、確定申告が必要となります。税務署に確認してみましょう。

もし、年間の医療費の自己負担額が10万円を超える場合などの医療費控除が適用できる場合は、確定申告が必要になりますので、該当するか確認してみるといいでしょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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