王道の恋愛映画は安心して見られる楽しさがありますが、「あっ!」と驚かされる展開の恋愛映画も、最後まで引き込まれる魅力があります。
今回は、Amazonプライムで視聴できる「展開がスゴイ恋愛邦画」を紹介します。
●展開がスゴイ「恋愛邦画」:君の膵臓をたべたい
住野よるさんの小説『君の膵臓をたべたい』はそのタイトルのインパクトからも話題となり、2016年の本屋大賞第2位に選出されました。ここで紹介する実写映画以外にも、オーディオドラマやアニメ映画も制作されており、メディアミックスで楽しめる作品です。
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主人公「僕」と、ヒロインの山内桜良を中心とした物語です。元気ではつらつとした雰囲気の桜良は、膵臓の病気を抱えていて余命が長くありません。その事を知った「僕」は桜良の“死ぬ前にやりたいこと”に付き合うことにします。
実写映画で「僕」を演じたのは北村匠海さん、ヒロイン桜良は浜辺美波さんです。本作は、2人が一躍有名になった作品の1つでもあります。今振り返って見ると少し幼い雰囲気を残す2人が、ささやかな恋心を抱き、高校生として成長していく姿を作品を通して見ることができます。
物語の展開や結末を知っていても、涙なしには見られない作品ですが、やはり初見のときの展開のすごさは恋愛映画の中でもトップクラスではないでしょうか。
他にも小栗旬さん、北川景子さんら豪華キャストが出演しており、その役どころについてはぜひ作品を見て確認して欲しいポイントです。
もちろん実写映画だけでなく、原作やアニメ映画など違う角度から何度も楽しめる作品ですので、ぜひチェックしてみてください。
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●展開がスゴイ「恋愛邦画」:殺さない彼と死なない彼女
『殺さない彼と死なない彼女』は、Twitter(現在のX)に投稿された4コマ漫画が話題となって単行本化され、実写化された作品です。作者の世紀末さんが、別のストーリーとしてTwitterに掲載していた「きゃぴ子」「君が代ちゃん」「殺さない彼と死なない彼女」の3作品の舞台を、同じ高校の登場人物として再構築し、1つの物語として作り上げた作品です。
映画は2019年公開。「殺す」という口癖ばかりを吐く小坂れいと、死にたがりの鹿野ななの2人が中心の物語です。家族や友人、恋人など人との?がりをテーマにしたストーリーで、見始めるとすぐに作品の世界に浸ってしまうことでしょう。
小坂を演じたのは間宮祥太朗さん、さらに鹿野を桜井日奈子さん、他にも恒松祐里さん、堀田真由さん、箭内夢菜さん、金子大地さんら、今目覚ましい活躍をする俳優さんが勢ぞろいです。
知る人ぞ知る作品の1つではありますが、物語の展開や俳優さんのお芝居を含めて、隠れた名作の1つといえるでしょう。
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●展開がスゴイ「恋愛邦画」:ぼくは明日、昨日のきみとデートする
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、七月隆文さんによる小説で、“ぼく明日”という略称で親しまれている作品です。京都市を舞台に、20歳の男女の恋愛を描いたタイムトラベルファンタジーです。
美大に通う大学生・南山高寿と、専門学校に通う学生・福寿愛美の物語です。電車の中で愛美に一目惚れした高寿は、その場で声をかけたのですが、愛美は突然涙を流して抱きついて来たのでした。
高寿を演じるのは福士蒼汰さん、ヒロインの愛美を小松菜奈さんが演じました。他に山田裕貴さん、清原果耶さん、東出昌大さんらが出演しています。
作品を見ている中で時系列が歪み始めると、結末はどうなるのだろうとドキドキせずにはいられません。ピュアで純真な恋物語に、鴨川や伏見稲荷大社、三条大橋など京都の名所がぴったりと合っています。
今回紹介した作品は、どれも2010年代後半の映画です。数年前の作品ですが色あせない魅力と、読めない展開を堪能できるはずです。