『銀魂』空知英秋氏、鳥山明さんを追悼　パロディ話題で「鳥山先生以上にドラゴンボールで飯を食っているワケのわからない奴に」

　アニメ『銀魂』の公式X（旧ツイッター）が更新され、漫画『銀魂』の空知英秋氏の鳥山明さんへの追悼文が掲載された。

【写真】『銀魂』空知英秋氏による鳥山明さんの追悼文　パロディイラストも

　アニメ『銀魂』では、『ドラゴンボール』のパロディがたびたび話題となっていた。アニメ『銀魂』公式Xは「このたびの鳥山明先生ご逝去の報に接しまして、心より哀悼の意を表します。以下、空知先生のコメントを掲載させて頂きます。アニメスタッフ一同も同様、鳥山先生のご冥福をお祈りしております」とポスト。そこには『ドラゴンボール』パロディの『銀魂』イラストが添えられた追悼文があった。

　そこで空知氏は「ドラゴンボール、ドラゴンクエスト、クロノ・トリガー、僕が宿題を放りなげ、寝る間も惜しんで没頭した世界は、思えば全部鳥山先生のペンから生まれたものでした。そしてそのペンに憧れ、真似ようとするも全然うまくいかず、積もり積もった消しカスから生まれたネリケシ漫画家が僕です」と吐露。「鳥山先生、僕にたくさんの世界を、マンガの世界を教えてくれてありがとうございました。おかげで僕は鳥山先生、とよたろう先生以上に、ドラゴンボールで飯を食っているワケのわからない奴になりました。この胸にぽっかり空いた穴は仙豆を食べても塞がる気がしませんが、先生が世界中にバラまいた元気玉の一つを心に携えて、これからも遥か高みにある、まるで悟空のような先生の颯夷とした背中を追い続け、消しカスにまみれていこう思います」とすると「鳥山先生、本当にありがとうございました。ずっと大好きです。空知英秋」と追悼した。

　きのう8日に漫画『ドラゴンボール』作者・鳥山明さんが1日に死去していたことが発表された。鳥山さんは1978年に『ワンダーアイランド』でデビュー。その後、『週刊少年ジャンプ』で『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』などの人気作品を世に送り出してきた。特に1984年に連載をスタートさせた『ドラゴンボール』は世界的な人気となり、アニメ化、実写化などされ、今もなお愛され続けている。