勉強したい16歳兄 VS 遊びたい1歳妹の甘いバトル＆高3兄の授業参観に来た2歳弟に300万再生「これは勉強どころじゃない可愛さ」「弟可愛がる姿に惚れてまう」

　ほっこり温かい気持ちにさせられる、年の差きょうだいの愛情がにじむ日常動画は、SNSでも人気を得ている。1歳の妹さんが、テスト勉強中の16歳のお兄ちゃん（いずれも取材時）に向かって、必死のエンドレスハイハイするも、優しく諭す姿に、大きな反響があった。一方、2歳の弟さんが、高校3年生のお兄ちゃん（いずれも取材時）の授業参観で初めて学校に訪問し、仲睦まじい歳の差兄弟の姿に、300万再生を超える反響があった。そんな様子を毎日見守る2組のお母さんに聞いたエピソードを、改めて振り返る。

【動画カット】にぃには”甘い誘惑”に勝てるのか…？ 可愛すぎる兄妹バトル

◆妹の誕生で、親離れし始めていた18歳姉＆16歳兄に変化「家族仲がギュッと良くなった」

　1歳だった妹さんは、当時16歳のお兄ちゃんが大好き。テスト勉強中のお兄ちゃんに向かって、必死のエンドレスハイハイ。「じゃーま」と優しく諭しながらも、何度も付き合ってくれるお兄ちゃんの姿を撮影した動画は、300万再生を超える反響があった。

　お母さんは、動画を撮影したときを「テスト期間で勉強中のにぃにに、末妹が興味津々で『何してるの？』とまるで問い詰めているかのように、何度も何度もにぃにのもとへ行き、何度離されても諦めることなく一直線に全力のハイハイをしていました。にぃにも優しいので、何往復も付き合ってあげている2人の様子を見て微笑ましく、動画を回しました」と振り返る。

　その様子にくすぐられたユーザーからは、「お兄ちゃん優しさの塊」「こんな可愛い妹いたらメロメロになる」「可愛い誘惑には勝てん」「これは勉強どころじゃない可愛さ」など多くのコメントが寄せられた。18歳のお姉ちゃんも含めた仲良し年の差3姉兄妹の日常は、末妹への愛にあふれているようだ。

「専門学生のねぇねと高校生のにぃには普段忙しく、プライベート時間も少ない2人ですが、ねぇねは本当によくいろいろと手伝ってくれるようになり、余裕がある時は末妹と一緒にお風呂に入ったり、帰りが早い時はご飯を食べさせてくれたり、ママが忙しくしてると遊んでくれてたりと、第二のママになってくれてます」

　一方の兄は「ゲームに夢中の時以外は遊んでくれ、一緒にスーパーへ行った時も抱っこしてくれたりと、高校生男子にしてはすごく協力してくれてますね」という。そんな2人にお母さんは「ねぇねとにぃにのおかげで、のびのびと楽しく家事子育てに専念できていると思います。感謝しかありません」と笑顔を見せる。

　末妹が生まれてからは、家族の距離感が変わったという。上の2人が、学校に部活に友達と忙しくなり、親から次第に離れていく時期に末妹が生まれ、それまで離れていた姉と兄の距離がぐっと縮まった。お母さんは「気づいたら、子ども達3人と私の4人でべったりくっついているという状況がめちゃくちゃ増えました」とうれしそうに話す。

「今までも仲の良い方でしたが、より一層家族仲がギュッと良くなったと、とても実感しています。学校やバイトから帰ってきたらとりあえず自分の部屋へ行っていたのが、『ただいまぁ〜』とそのまま妹と離れなかったりして。たくさん話しかけてくれたり、抱っこしてくれたり、歌や踊りやたくさん遊んで、たくさん教えてくれて、末妹もいろいろと出来るようになったりと良い教育をしてくれています」

　お母さんは、姉と兄の父とは離婚し、再婚をして末娘が生まれた。これまで上の2人との生活では、すべてを話して意見を聞いてきた。お母さんの再婚にも背中を押してくれたという。

「2人が全て理解し、受け入れてくれたことにも感謝しています。妊娠の報告をした時はめちゃくちゃ喜んでくれて、産まれてからは愛情をたくさん注いでくれています」

　いまは3人の姿を見て毎日ほっこり癒されているお母さん。

「母からすると、子どもはいくつになっても可愛くて仕方ないんだなぁ。可愛い！愛おしい！って気持ちは、赤ちゃんの時も成人しても大きさ変わらないんだなと、身に染みて感じています」

◆初めて見る兄の勉強姿に2歳弟の言語が急発達！？「衝撃だったのだと思います（笑）」

　2歳だった弟さんは、16歳年の離れたお兄ちゃん（いずれも取材当時）が大好き。授業参観の日に、初めてお兄ちゃんの学校を訪問した弟さんは、今まで見たことのないお兄ちゃんが学校で勉強する姿に驚いていた。お兄ちゃんも弟が来てくれて嬉しそにしていた。そんな様子を投稿した動画は、「教室の外からお兄ちゃん見守ってるの可愛すぎて泣きそう」「お兄さんが弟の事を可愛くて仕方ないのが伝わる」「同級生にこんな弟可愛がってる人いたら惚れてまう」などのコメントが寄せられ、300万再生の反響があった。

「普段は学校のプリントなんて一切出さない長男が『はい、これ。◯◯（次男）連れてきなよ』って言いながら案内を出してきたのです。『あぁ、もうこれは“来てね”って意味だな！』と、次男とウキウキ出かけて行きました（笑）」

　動画を撮影した時のことをお母さんは、「普段家では勉強している姿を見せない長男が机に向かっている…そんな姿を初めて見た弟はびっくりして立ち尽くしていた… という構図が可愛く、微笑ましくてつい撮影してしまいました」と振り返る。

　弟さんはまだ言葉がおぼつかない時期。兄の勉強姿が衝撃だったようで、「にい、べんきょう、べんきょう」と急に話し始めた。保育園でも先生に「にい、べんきょう」と教えていたそうだ。一方、お兄ちゃんも弟が学校に来たことを恥ずかしがることなく喜び、教室で自慢していた。

「授業が終わると弟を抱き上げ、教室に連れていき『俺の子！』と自慢していました（笑）。俺の子？？？とチョット意味がわからなかったですが、お友達がたくさん集まってきて『かわいい〜』と次男の写真を撮ったり抱っこしたり、一躍人気者となっていました」

　そんな様子を見守ったお母さんは、弟を自慢したかった兄を可愛いと感じたという。弟の方は、終始キョトンとしていて、たくさんの高校生に囲まれてびっくりした様子だった。お母さんに16歳差兄弟の関係をどう見ているか聞くと、「次男は体を使ってダイナミックに遊んでくれる長男がとにかく大好きですね。隙あらば兄の部屋に侵入を試みています。両想いです」と笑顔を見せる。

「長男は小さい時、ずっと弟が欲しいと言っていたのですが『弟ができたよ』と伝えた時はすでに中学3年生。『え？今？遅いよ…』と思ったはずです。当時は思春期だったので、いろいろと受け入れ難い事もあったかと思いますが、現在は可愛がってくれているので感謝しかありません」

　次男を出産してしばらくして「抱っこしてみる？」と長男に聞いても、「いい」と素気なく言われるだけだった。しかし、2ヵ月ほど経った頃、急に次男を抱っこし、その日を境に次男の名前を呼だり、抱っこしたりして、可愛がるようになった。

「やはり思春期だったので、長男なりに葛藤があったのかなぁなんて考えた出来事でした。そして次男もなぜか、泣いていても長男がリビングに来ると泣き止んだり、長男に抱かれると笑ったり、生後間もないのに兄弟だってことがわかっている感じがして不思議でした」

　いま長男は、「いつか次男の運動会で“保護者と参加の競技”があれば俺が一緒に出たい！あれ？◯◯（弟）、パパじゃなくて兄ちゃんと走るの？って言われたい！」と言う。その言葉に母としては、「幸せでしかないって感じです」と喜ぶ。