全日本空輸株式会社(ANA)は12日、4月以降の新卒社員の初任給について、全職掌を対象に最大1万6000円引き上げると発表した。昨年4月に続き2年連続の新卒社員の初任給引き上げとなる。
【画像】“最大1万6000円引き上げ”ANAの「初任給」一覧 「客室乗務職」は今回の全職掌の中で最大の1万6000円を引き上げ、今年の4月から学卒で21万221円となる。引き上げ率は8.2%。
「グローバルスタッフ職」は採用競争力の強化のため、2023年、2024年、2025年の3年連続で引き上げる。昨年4月に21万8557円から2万円の引き上げを実施したが、現在募集中の2025年度入社はさらに上がり、学卒で24万9557円となる。
このほか今年4月以降で、「運航乗務職」は学卒で23万3346円から24万4346円、「エキスパートスタッフ職(障がい者採用)は学卒で21万1312円から22万2312円となる。
同社は「航空需要回復を受け、ANAグループ全体での再成長を推進していくにあたり、優秀な人財の確保と働く魅力向上に努めてまいります」とコメントしている。