『ゴジラ-1.0』山崎貴監督、アカデミー賞の授賞式は「めちゃめちゃ温かかった」 英語でのスピーチを回想し感謝

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2024年03月12日 20:26  ORICON NEWS

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『「ゴジラ-1.0」アカデミー賞受賞記者会見』に出席した山崎貴監督(C)ORICON NewS inc.
 世界最高峰の映画賞、映画芸術科学アカデミー主催の「第96回アカデミー賞」(現地時間10日)で視覚効果賞を受賞した映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督(監督・脚本・VFX/59)、渋谷紀世子さん(VFXディレクター/53)、高橋正紀さん(3DCGディレクター/55)、野島達司さん(エフェクトアーティスト・コンポジター/25)が12日、羽田空港で『「ゴジラ-1.0」アカデミー賞受賞記者会見』を開いた。

【動画】山崎貴監督、アカデミー授賞式イジりに記者が爆笑!?受賞の裏話を赤裸々暴露「本当はシュワルツェネッガーさんから…」

 『ゴジラ-1.0』がノミネートされた視覚効果賞は、視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉で、過去には『スターウォーズ』『タイタニック』『アバター』などの映画史を代表する傑作が受賞してきた。山崎貴監督が、映像制作会社「白組」とともにVFXも手掛けており、監督が「視覚効果賞」を受賞したのは、第41回(1969年開催)『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック以来、55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。

 アカデミー賞にあわせて特別にあつらえた金色のゴジラ像とオスカー像を持ち、笑顔で登場した山崎監督。オスカー像を手にした感想を問われると「想像を遥かに超える重さでびっくりしました。結構、緊張していたんですけど、一瞬、それを忘れるぐらいの重さ。『本当に今オスカー像を持っているんだ』という思いでうれしかったです」としみじみ。

 プレゼンターはアーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デヴィート監督が務めた。山崎監督は「シュワルツェネッガーさんからもらいたかったんですけど…」とジョーク交じりに語りながらも「ダニー・デヴィートでもうれしかったです。『俺たち(山崎監督と渋谷さんは)、こっちなのね』と。その後、シュワルツェネッガーさんと握手をできました」と笑っていた。そして高橋さんと野島さんが「僕たちはシュワルツェネッガーさんから」と話すと、山崎監督は「ちくしょー!」と応じて笑わせていた。

 世界中が注目する授賞式の壇上でのスピーチ。山崎監督は「めちゃめちゃ温かかったですね。僕の非常に拙い英語のスピーチを皆さん『頑張れ』っていう顔で見てくださってて。その空気がビシバシ伝わってきてましたし、皆さんが温かく見守ってくれてるという空気が本当に心地よくて」と感謝。「やっぱり最高峰の人たちが集まっている場所だけあって、ものすごく素晴らしい場所だなって感じました」と振り返った。

 受賞について「もう完全にゴジラのおかげです」と笑う。「ゴジラというキャラクターが本当に大スターだったってことは改めて思い知らされました。アメリカの人たちがいかにゴジラが好きだってこともすごく思い知らされました。僕らが、あの会場に入っててもな『こいつら、なんなんだ』って感じなんですけど、みんなでゴジラ持っていたんで『ゴジラ!』と、皆さん言ってくるんですよ。想像以上にワールドワイドなものになっていた。ゴジラのVFXだったから、あの場所に立てたと改めて思わなければ」と述懐していた。

 1954年に初めて姿を現して以来、日本だけでなく世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた怪獣「ゴジラ」。生誕70周年を迎える2024年に先駆けて公開される日本で製作された実写版ゴジラの30作目『ゴジラ-1.0』の舞台は、戦後、すべてを失った日本。“その無(ゼロ)が、負(マイナス)になる”。戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落す。史上最も絶望的な状況での襲来に誰が、そしてどうやって、日本は立ち向かうのか。


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