街で保護した可愛い子犬、肉に貪欲な“コヨーテ”と判明「ワイルドすぎた」と飼い主(メキシコ)<動画あり>

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2024年03月14日 12:01  Techinsight Japan

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メキシコ、べラクルス州コアツァコアルコスで2022年、マリアンさんが街をさまよっていた可愛い子犬を見つけて保護したのだが…。実は別の生き物だったことが判明した(『Marian Vazquez Alarcon TikTok「MI COYOTE #COYOTE」』より)
メキシコの路上には数多くの野良犬が暮らしており、中には餌を与えたり、自宅に連れて帰り飼い犬として育てる人もいる。ベラクルス州に住む女性もそんな一人で、2022年のある日、街をさまよう可愛い子犬を見つけて不憫に思い保護した。ところが女性はその後、その子犬が実は全く別の生き物であることに気付いたという。今月4日、TikTokに投稿されて話題となった動画をアルゼンチンのニュースメディア『Infobae』などが伝えた。

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マリアン・バスケス・アラルコンさん(Marian Vazquez Alarcon)は今から2年前、ベラクルス州コアツァコアルコスの街で、雄の小さな子犬を見つけ自宅に連れて帰った。

ところが他にも犬を数頭飼っていたマリアンさんは、「子犬は普通の犬とは違う」と気付いて困惑した。

「最初におかしいと思ったのは、子犬の“肉”に対する飽くなき食欲だったの」と明かすマリアンさん。続けてこのように説明した。

「実はあの子は、他の犬たちと違って食べ物に対しては常に攻撃的な振る舞いをしていたの。それに歯で肉を噛み切って食べるのが大好きでね。好物はチキンだったわ。」

「そうかと思えば、夜通し遠吠えをしていてね。ある時を境に急激に大きく成長し、『これは犬ではない。コヨーテだ』と確信したの。ただそれは美しい個体だったわよ。」


なおコヨーテは、北米原産のイヌ科で体格はオオカミよりも小さい。また夜行性の肉食動物で狩猟能力に優れ、時速約64キロ(40マイル)で走ることができるという。

マリアンさんが保護したコヨーテは、犬たちの中で育ったにもかかわらず野生を失うことは決してなかったようで、マリアンさんは「あっという間に成長し、たくさんの物を破壊するようになってしまって。あまりにもワイルドで、家の中で飼うことができなくなってしまったの」と振り返る。


そして「このままでは危険」と感じたマリアンさんが連邦環境保護局(PROFEPA)に連絡を入れたところ、しばらくしてから専門家がやって来てコヨーテを保護し、エコツーリズム・センターの「囁きの森(Bosque de los Murmullos)」に放したそうだ。


そんなマリアンさんは今月になって、キュートな子犬がワイルドなコヨーテへと成長していく過程をTikTokに投稿。動画は10日足らずの再生回数が2480万回超の反響を呼び、次のようなコメントが寄せられた。

「コヨーテはとても美しい生き物だ。」
「耳が立派。」
「カンガルーかと思ったよ。」
「可愛いけど、やはり野生だね。」
「動画の中でコヨーテが噛みついていた猫はどうなったのかな?」
「人間に慣れたコヨーテが森で生きられるのか心配だな。」
「あなたは正しい選択をしたと思うよ。」


テックインサイト編集部ではマリアンさんに、「どのくらいの期間、コヨーテを育てていたのか」「コヨーテは今も、同じ森の中で暮らしているのか」などについて質問を投げかけている。


ちなみに昨年には、米ネバダ州の砂漠地帯で子犬の頃に捨てられたと思われる犬が、プロのレスキューチームによって捕獲されていた。犬はオスで約7か月間、過酷な環境下でコヨーテの群れと一緒に暮らしていたという。



画像は『Marian Vazquez Alarcon TikTok「MI COYOTE #COYOTE」「Perro corriente?」』『Fox 5 Vegas 「Ghost’s Story: Elusive white dog spotted living with coyote pack in Henderson」』『Christina Makin TikTok「#pug #fakepug #scammer」』『The Sun 「DIRTY RAT Chinese loner buys himself an adorable little ‘puppy’ to keep him company… only to find out it’s a RAT」(Credit: WECHAT/BTIME.COM)』『Birmingham Live 「Tamworth woman buys 11-week-old mini cockapoo which has grown to be size of small rhino」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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