ワニに襲われ川へ引きずり込まれた夫、目の前の妻はなす術もなく(印)<動画あり>

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2024年03月14日 16:11  Techinsight Japan

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インドで30代男性がワニに襲われて死亡。付近の川にはワニに注意するよう警告の看板が設置されていた(『New Indian Express 「Odisha: Croc mauls man to death as brother watches in horror」』より)
このほどインドのある村で、30代の男性がワニの餌食になった。男性は川の水を汲んでいる最中に妻が見ている前でワニに噛まれ、そのまま川底に引きずり込まれてしまったという。インドのニュースメディア『Kalinga TV』などが伝えている。

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印オリッサ州ケンドラパラ県ダクイナべーダ村を流れるブラフマニ川で、男性がワニに襲われて村人を恐怖に陥れた。インドのニュースメディア『India Today』によると、現地時間8日午前8時30分頃、地元の村に住むニマイ・マリックさん(Nimai Mallik、34)が妻と一緒に川で畑に撒く水をバケツに汲もうとしていたという。

オリッサ州のニュースメディア『OTV』によれば、ニマイさんは妻が川岸で見守る中、川に膝上まで浸かって水を汲んでいたそうだ。そこへ体長3.6メートルほどの巨大なワニが突然ニマイさんに襲いかかり、そのまま川底へ引きずり込んでしまった。

ニマイさんの妻はワニに石を投げつけて追い払おうとしたが、なす術もなく夫が連れ去られるのを見ているしかなかったようだ。のちに妻の叫び声を聞いた村人が駆けつけ、森林警備隊と消防隊によって川の捜索が行われたものの、見つかったのはワニに食いちぎられたニマイさんの遺体の一部だけだった。

『OTV』が公開した映像には、川岸で悲しみに暮れる村人たちと泣き叫ぶニマイさんの家族の姿が捉えられていた。ビターカニカ自然保護区の森林管理官であるスダルシャン・ゴピナート・ヤーダブ氏(Sudarshan Gopinath Yadav)は、今回の事故について「森林局が調査したのち、被害者の家族には60万ルピー(約107万円)の補償金を支払う予定だ」と発表している。


この川では、昨年から今年にかけてワニに襲われて7人が死亡している。森林局によると、ビターカニカ自然保護区付近のワニの個体数は1974年に96匹だったが、人工孵化と飼育プログラムにより2024年には1811匹と約19倍に増えたそうだ。

しかし近年、ワニによる被害が相次いでいることから、今年2月24日に人工孵化と飼育プログラムの取り組みは中止となった。また同氏によると、ブラフマニ川にはバリケードが設置されている箇所があり、「村民にはバリケードの内側で川水浴するように呼びかけている」という。



画像は『New Indian Express 「Odisha: Croc mauls man to death as brother watches in horror」』『Kalinga TV 「Crocodile Drags Man Into Brahmani River Infront Of His Wife In Kendrapara」』『India Today 「Caught on camera: Crocodile drags Odisha woman into river, kills her」』『Need To Know 「Boy, 10, killed by crocodile while fishing at river after dad mistook it for tree stump」(Picture: Jam Press)』『Daily Sabah 「Mayat Lelaki Warga Asing Tidak Sempurna, Ditemukan Dalam Mulut Buaya」(Foto Ihsan JBPM Sabah)』『rawr X「dapat info dari grup keluarga」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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