「旅立ったウチの子をもう一度抱きしめたい」リアルなぬいぐるみ人気 女性作家に密着

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2024年03月15日 12:49  ORICON NEWS

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16日放送『LIFE 〜夢のカタチ〜』より(C)ABCテレビ
 俳優・佐々木蔵之介がナレーションを務める、ABCテレビ『LIFE 〜夢のカタチ〜』(毎週土曜 前11:00 ※関西ローカル)のあす16日放送では、旅立ったペットをもとにぬいぐるみを作る動物造形作家を紹介する。

【写真】犬が生きているよう… 飼い主の想いを受けとめ丁寧に作業する北島央子さん

 北島央子さんは、「旅立ったウチの子をもう一度抱きしめたい」という飼い主の想いを受けとめ、亡くなったペットのぬいぐるみを作り、届けている。

 リアルな仕上がりが評判を呼び、納品まで1年半待ちの人気。奈良県大和郡山市にある工房「アトリエクチュール」で4人のスタッフとともに、日々、制作に打ち込み、これまでに制作したぬいぐるみは900体以上だという。

 依頼者の自宅を訪れ、亡きペットの写真を前に、ご家族の記憶を探る。飼い主の想いを受けとめ、デッサンを描き、型紙づくり。個体によっては100パーツを超えることもある。生地の色味にもこだわり抜く。細かい要望に応えてくれる業者と出会い、今では200色以上の色をぬいぐるみ用に染め上げてもらう。

 北島さんは、母親が人形劇に携わっていたことから、子どもの頃から人形を作っていた。短大を卒業後、一度は会社に勤めたが、30歳で退職。ぬいぐるみ作家の道を歩み出し、当時流行していたテディベアを製作。そんななかで舞い込んだのが、「亡くなったペットをもう一度抱きたい」という飼い主からの依頼だった。

 現在、アトリエで縫製作業をしているのは依頼者の亡き愛犬のぬいぐるみ。パーツをひとつひとつ手縫いし、生地に綿を詰めてという、困難な作業。さらに、最後に北島さんが1人で向き合う大切な作業があった。依頼主に愛犬のぬいぐるみを受け渡す日。はたして、依頼主の反応は…。

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