赤ちゃんの臀部に“ネズミの尻尾”のような10センチの突起物(中国)<動画あり>

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2024年03月17日 05:10  Techinsight Japan

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浙江省の杭州市児童医院で、臀部から約10センチの“尻尾”のような突起物が生えた赤ちゃんが誕生。小児脳神経外科の副主任である李奇峰医師が、60万人超のフォロワーを持つ「抖音」でシェアして話題となった(『儿科老李医生 抖音「臀部小尾巴」』より)
中国浙江省の病院で今月、臀部から尻尾のような突起物が生えた赤ちゃんが誕生した。動画は小児脳神経外科の医師が日本時間12日、中国版TikTok「抖音」に投稿して拡散し、注目を集めている。

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浙江省の杭州市児童医院で最近、臀部から約10センチの“尻尾”のような突起物が生えた赤ちゃんが誕生した。小児脳神経外科の副主任である李奇峰医師が、60万人を超えるフォロワーがいる「抖音」でシェアしたところ話題となった。

動画は赤ちゃんの臀部のみを映し出しており、ちょうど割れ目の真ん中あたりから長さ10センチ、直径5ミリ未満の、骨がなく柔らかい“ネズミの尻尾”のような突起物が生えているのだ。実はこれ、“偽の尻尾”だそうで、医師は脊髄が上手く作れなかったことによる「二分脊椎症」という神経管の先天異常を疑った。


そして動画には「時間があれば子供のお尻のあたりに皮膚の突起、へこみ、発毛、小さな尾などがあるかどうか見てください。そしてこれらがある場合には、MRI検査が必要です」と言葉を添えた。

さらに二分脊椎がある部位には、神経が周辺の組織に癒着して脊髄が引っ張られることで神経障害を起こす「脊髄係留症候群」と関連していることが分かっており、英ニュースメディア『The Mirror』は、二分脊椎症の診断のほか「医師はMRI検査で、赤ちゃんが脊髄係留症候群であることを確認した」と報じている。


同医師は尻尾の切除手術について言及していないが、脊髄係留症候群の症状には下肢運動障害や排尿・排便障害などが挙げられ、出生時は無症状でも成長とともに症状が表れる場合があるため、今後は注意深い経過観察が必要になるそうだ。また癒着した部位を剥がすなどの手術をするかどうかは、医師との相談が必要だという。


ちなみにブラジルでは4年前、尻尾のような約6センチの突起物が生えた女児が誕生し「非常に珍しいケース」として医師を驚愕させていた。この女児の場合、尻尾は生後6か月で切除されており、経過は良好だった。



画像は『儿科老李医生 抖音「臀部小尾巴」』『Metro.co.uk 「Baby born with four-inch tail growing from its back」(Picture: AsiaWire)』『news.com.au 「Brazilian baby girl born with 6 cm long tail」(Picture: Journal of Pediatric Surgery Case Reports)』『New York Post 「Baby girl born perfectly normal ― except for ‘extremely rare’ tail」(Jam Press)、「Baby born with rare tail gets his ‘ball and chain’ removed」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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