DeNA・牧秀悟心配ご無用弾!バックスクリーンへの一撃に「本当にいい形で久々に打った」と手応え

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2024年03月19日 18:53  ベースボールキング

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DeNA・牧秀悟【写真/萩原孝弘】
オープン戦
○ DeNA 3 − 0 オリックス ●
<3月19日・横浜>

 本拠地・横浜スタジアムに王者・オリックスを迎えてのオープン戦は、3-0でDeNAが快勝した。先発の中川颯は5回零封と古巣に“恩返し”を果たすと、打線も新切り込み隊長の度会隆輝に15試合連続安打に、19歳のプロスペ口キャッチャー・松尾汐恩が猛打賞と若い力の台頭も目立った。

 その中でも体調不良から復帰した牧秀悟の一発は、チームにとって心強い好材料となった。定位置の4番に座った牧は3回、オリックスの先発・山下舜平大の投じた153キロのストレートを振り抜くと、打球はセンターバックスクリーンに一直線。本人も「一振りで仕留められ、久しぶりに芯で捉えることができました」と納得のオープン戦第一号となった。また5回には二盗を決めるなど足でも魅せ、完全復活をアピールした。

 試合後三浦監督は「しっかりと打席を重ねて、状態も間の取り方も良くなってきてる。いいんじゃないですか」とし「あとはその感覚の問題なんでね。今週もあと2試合あるし、十分大丈夫だと思いますけどね」と病み上がりでも問題なしとコメントした。

 盗塁にも「それは意識してキャンプから取り組んでることですし、牧でもしっかりと意識持って走ってくれている。チーム全体、ベンチも盛り上がりますし、意識してやってることができてるってのは非常にいいことだと思います」と走塁革命にも手応えを感じているようだ。

 牧本人も「体調不良から(復帰して)の打席でしたけど、本当にいい形で久々に打ったかなって感じです」と第一声。速球派の山下からの一発に「もうまっすぐがめちゃくちゃピッチャーなので、今のどういう状況か、どういう状態なのかっていうのをこう探りながら、ああいう風にまっすぐを打てたのでよかったなと思います」と満足げな表情を見せた。体調不良時には「試合残りの試合数を考えると、さすがにゆっくりしてられないなっていうのはありましたね」と素直な心境を吐露しつつ「今焦ったところでどうにもなんないっていうのはコーチの方にも言われたんで、今の状態を少しでも上げていけるようにやっていきました」と切り替えたと告白。これからも「焦りというのが無いように、残りの試合数で感覚を掴んでいければと思ってます」と状態を上げていく構えを示した。

 盗塁にも「オープン戦でも勇気持って行くことが大事だと思うので。今日は行けてよかったなと思います。チームで走るっていうのを掲げてるんで、その流れに乗れたかな」と笑顔で振り返った。

 4番・キャプテンの重責を担う背番号2の復活は、ベイスターズにとってなによりの吉報となった。


 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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