春に1枚で着るのに便利なトップスが「パーカー」です。適度な保温力を備え、1枚でもサマになる便利なファッションアイテムです。
しかし春は気候の変化が大きく、日中は暖かくなってきても夜は寒かったり、急に風が強くなったりして普通のスウェット生地のパーカーだと対応しきれないこともあります。
ここでは、そんな春の気候の変化に1枚で対応できるかつ、人気ブランドの伝統製法生地も楽しめてしまう夢のようなアイテムを発見したので紹介します。
●チャンピオンの「リバースウィーブストームシェル」がすごい
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今回見つけたアイテムは、米国の人気ブランド「チャンピオン」の「リバースウィーブストームシェル」を使用したパーカーです。
ファッション好きな人であれば、リバースウィーブという名前を1度は聞いたことがあるかもしれません。リバースウィーブは、コットン100%のため縦に縮みやすかったスウェットの弱点を、生地を横向きに使用することで縦縮みを軽減したチャンピオン独自の製法。サイドリブを配することで横縮みにも対応しつつ、動きやすさを備えているのも特徴です。
リバースウィーブストームシェルは、そんなリバースウィーブの生地に防風フィルム素材を合わせ、裏起毛の「サーモライト ファブリック」で挟むことで、防風透湿性と保温性を確保した画期的な素材です。表面は、はっ水性を備えているので多少の水分にも対応します。
リバースウィーブの独特なディテールや風合いを楽しみつつ、機能素材の恩恵を受けられてしまう、まさに夢のような素材というわけです。
●今回購入したアイテムはこちら!:リバースウィーブ フーデッドスウェットシャツ
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そんなリバースウィーブストームシェルを使用したアイテムとして今回購入したのは、「リバースウィーブ フーデッドスウェットシャツ」です。
胸元と袖元にブランドロゴをあしらっただけのシンプルなデザインで、ボトムスの種類を選びません。またプルオーバーなので1枚でもおしゃれに着こなせます。
チャンピオンのトップスとしては珍しく着丈が長くなく、ボックスシルエットになっているので、今時らしい横にオーバーサイズ気味の着こなしをしやすいのもグッドです。
筆者が購入した時の価格は1万3442円(税込、以下同)。現在はサイズ・カラーによっては1万1000円台から購入できるようです。
●ディテールをチェック
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防風フィルムを挟んでいるからかパリッとしたハリのある生地となっています。硬めの生地のせいか小さめに感じるので、ワンサイズアップで購入するのが良さそうです。
生地が硬いことによるメリットもあり、パーカーの着こなしのうえで重要なフードを立たせやすいことや、シワができづらいことが挙げられます。
フードの首元にはスナップボタンが設けられており、首が寒い時などは閉じることで防寒性をアップできます。
胸元には赤の刺繍ロゴ、袖元には通常カラーのロゴがワッペンであしらわれています。
●防寒性や着心地は?
これまでデザインについて紹介してきましたが、気になるのは実際に外で着た時の防寒性でしょう。ちょうど執筆時の気候が10〜12度の強風の日で、防風性や保温性を試すにはちょうどいい天候だったので1日外で着てみました。
このパーカーの下にはロンTを1枚着ていただけでしたが、しっかりと強い風もシャットアウトしてくれて風の侵入や寒さを感じることはありませんでした。普通のパーカーだと腕部分が寒くなることも多いですが、リバースウィーブストームシェルのパーカーなら問題なく過ごすことができました。
また当日は強風ではあるものの、日は照っていて昼過ぎは15度近くまで気温が上がったのですが、透湿性のおかげが気温が上がった際も蒸れずに快適に過ごせました。
強風も防ぎつつ、対応できる気温の幅が大きそうなのが非常に好印象でした。おそらく10度から18度くらいまでは、これ1枚と長袖のインナーだけで快適に過ごせそうです。インナーを工夫すれば、上にも下にも対応できる気温の幅がもう少し広がりそうです。
●まとめ
チャンピオン伝統のリバースウィーブの独特なディテールや風合いを楽しめるのはもちろん、シルエットも今時の着こなしがしやすいボックスシルエットでデザイン面は文句なしの1着でした。
対候性という面でも優れた防風透湿性のおかげで、強風の寒い日から、暖かめの日まで快適に過ごすことができるので、春はこれ1枚持っておけばいいのでは? と思えるほど万能な1枚に仕上がっています。
春先のトップスを探している人にぜひ試してみてほしいアイテムです。