『ドラゴン桜』作者、借金1億円の過去に苦笑い 自己破産も考え…漫画家デビューは「返済の足しのひとつ」

38

2024年03月26日 11:31  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇』発売記念会見に登場した三田紀房氏 (C)ORICON NewS inc.
 漫画『ドラゴン桜』などで知られる漫画家・三田紀房氏(66)が26日、講談社本社で行われた書籍『ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇』発売記念会見に登場した。

【場面カット】ガッキー“結婚後”初ドラマ出演!サプライズ連続の最終回

 同書籍は、将来の夢がなかった少年時代、およそ1億円の借金を背負った20代、漫画が売れなかった30代…など三田氏の生い立ちを全十章にかけて書かれている。ターニングポイントやどのようにしてベストセラー漫画家になれたのか? その大逆転の人生の根底には独特の思考法があり、窮地に陥っている人、もがき苦しんでいる人、夢を持てない人に向けた内容になっている。

 三田氏は1958年、岩手県生まれで、明治大学卒業後、西武百貨店勤務を経て家業の洋品店で働くが、30歳で遅咲きの漫画家デビュー。そして自身の代表作となった『ドラゴン桜』は2003年〜2007年にかけて『モーニング』で連載され、2005年と2021年には阿部寛主演で実写ドラマ化されるなど大ヒットとなった。

 洋品店にあった1億円の借金を知ったとき、「そのショックは、はっきり言ってリアリティーがないんです、金額に」と苦笑い。「借金は目の前に見えるものではない。金融機関からは月々の返済計画が送られてくるのが、それは目に見えてわかるのですが、商店は意外と表に出ない借金があるんです。それを判明させるのが大変でした」と振り返った。

 「借りた本人は父親なので、亡くなった時に全部言ってくれればいいのですが、ちょっと隠していたものがあって…父親の気持ちもわかるんですけどね(笑)。親戚から『父親に、これくらいの金額を貸しているんだ』と言われて『えっー!?借用書は?』みたいなのがあり、それを判明させる作業で半年くらいかかりました」と明かす。「そこから借金の全体像が見えてくるのですが、リアリティーがない。切迫感はあるのですが、自己破産も考えたりしていました」と伝えた。

 そして、漫画で返済するに至った経緯は「問屋さんへの支払いが滞るのが一番ダメージが大きい。漫画を描いて一発当てて全額返済を考えたわけではなく、とりあえず違う形で返済する方法のひとつで『返済の足しにできないかな?』と。謙虚な部分がありました」と打ち明けた。

このニュースに関するつぶやき

  • お前は弁護士事務所に行け!(笑)
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(30件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定