暖かい時期ならまだしも、寒い時期ならトイレの回数もきっと増えるでしょう。登校前にトイレを済ませてから家を出るクセは、低学年のうちに習慣づけておいたほうがよさそうです。
「どうしてもトイレに行きたくなった場合、通学路にお店とか公民館とか、トイレが借りられる施設があるか確認しておくのもいいね。『登下校中はどこかに立ち寄ってはいけない』っていうルールがあるかもしれないけれど、背に腹は代えられないしね……。あとはきちんと『トイレを貸してください』って言えるようになっておく必要があるかな」とアドバイスしてくれました。
「何も言わずに勝手に借りるなんてよくないし、『トイレを貸してほしい』って恥ずかしくて言えなくてモジモジしていたら間に合わないしね……。あとトイレを借りた後は、きちんとお礼もね」と、トイレを借りる場合の対応についても話しました。
「上履きのままトイレに行く学校もあると思うけれど、私の友達の子どもの学校はトイレ専用のスリッパがある学校だったんだって。で、トイレに行きたいのにトイレのスリッパがなかなか戻ってこなくて。順番を待っている間に休み時間が終わっちゃったんだって」と、思いもよらないことも知りました。
「今日の話で予想していないことまで聞けたからよかったわ。ありがとう! 通学路にあるトイレが借りられそうなお店とか、確認しておこう……」と、お礼を伝えました。入学前に実際に起こりそうなトイレ問題をイメージすることができました。
|
|
保育園や幼稚園のように、行きたいタイミングで自由にトイレに行くことができる日常から、ガラリと生活が変わる小学校への入学。男女限らず、トイレに関する問題が浮上することでしょう。これまでおねしょやおもらしもあまりなく、コウイチのトイレに関する悩みはほとんどありませんでした。しかし「トイレに行きたい」「漏らしてしまった」など、問題が発生したときにどのように対処すればいいか話しておくと、新しい環境のなかでも不安が減らせるのではないかと感じました。ひとまず帰宅後、不安に感じた点をまとめてみました。入学する小学校に明日、問い合わせをしてみようと思います。
【後編】へ続く。
原案・編集部 脚本・煮たまご 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか