古田敦也氏、現役時代“最も嬉しかった出来事”を告白 「精神的に追い詰められて…」

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2024年03月29日 23:50  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏が、自身のYouTubeチャンネルで「現役時代1番嬉しかったシーン」を告白した。

 

■中村選手が古田氏に質問

ヤクルトの嶋基宏コーチと中村悠平選手をゲストに迎えトークをした今回の動画。

そのなかで中村選手が「古田さんが1番感動したシーン、忘れられないシーンっていつなんですか?」と質問する。

古田氏は「1番忘れられないのは、日本シリーズで最初に勝った93年の第7戦」と話した。

 

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■1番嬉しかったのは…

1993年の日本シリーズ、西武ライオンズ対ヤクルトスワローズを振り返った古田氏は「当時の西武は王者西武で誰も倒せなかったの、ずっとね。92年も負けていたんで」と回想。

続けて「93年にやっつけたんで、これで世代交代だという喜びと、あのときの野村克也監督の圧はすごかったのよ。今では考えられないと思うけど、ニューオータニに缶詰なの。 俺の部屋に昔のテレビデオってのがあったの。それで西武が試合をしているビデオテープがずっと置いてあって、『おまえら見とけ』みたいにいわれた」と振り返った。

 

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■精神的に追い詰められていた

古田氏は西武が試合する様子をまとめたビデオをシリーズ中ずっと見ていたことを明かし、「見ると寝られへんわけ。ちょっと寝不足気味になって、ノイローゼ気味でやっていたの、93年の日本シリーズって」と明かす。

そして「ほんで3勝1敗までいったわけ。これは行けるなと思ったら、ここから2つ負けたわけよ。このときのノムさんの怒り加減が凄かった。『おまえらこの野郎』みたいなさ。とくに俺なんか『あのシーン見てないのか』みたいなことをいわれてさ」と苦笑いを浮かべる。

さらに「走塁ミスもおきて、めちゃくちゃ怒られてさ。精神的に追い詰められていた」と回想した。

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■日本一を決めたシーンで…

高津臣吾現ヤクルト監督がマウンド抑えて日本一を決めた最後のシーンについて古田氏は「そういうのもあってね、1番嬉しかったね。優勝して俺と高津が抱き合うシーンもね、『ああ、良かった』みたいな。『良かった、ワー』じゃないのよ」と笑う。

その後も当時の状況を振り返り「みんなそうやけど、大きなステージでやることで、キャッチャーは本当に財産になってくる」と語っていた。

 

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■黄金時代の西武を倒してヤクルトが日本一

古田氏が「1番嬉しかった」と語った1993年の日本シリーズは、当時黄金時代で日本シリーズ3連覇を達成していた西武とセ・リーグ連覇のヤクルトが対戦。

ヤクルトが王手をかけたあと、西武が底力を見せ第7戦へ。試合はヤクルトが勝利し、15年ぶりの日本一を達成し、黄金時代を迎える。

一方西武は翌年もリーグ5連覇を達成するが、日本シリーズで巨人に敗れ、森祇晶監督が退任。新時代に入った。

■古田氏が現役時代1番嬉しかったシーンを告白

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)

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