ソン・フンミンが終盤に逆転弾! トッテナムがルートン撃破…橋岡大樹は後半頭から出場

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2024年03月31日 03:24  サッカーキング

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終盤に逆転ゴールを決めたソン・フンミン [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第30節が30日に行われ、トッテナムとルートン・タウンが対戦した。

 前節終了時点で16勝5分7敗の成績で勝ち点「53」を積み上げ、現在は5位のトッテナム。4位のアストン・ヴィラとは勝ち点が「3」離れているが、トッテナムの方が消化試合数が1つ少ない。今季より指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督の下、2シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場を狙える位置につけている。

 2試合ぶりの白星を狙う今節は、ここまで5勝7分17敗の勝ち点「22」で17位と、残留争いに身を置くルートン・タウンをホームに迎える。トッテナムはキャプテンのソン・フンミンを筆頭に、クリスティアン・ロメロやジェームズ・マディソンらがスターティングメンバーに並んだ。一方、ルートン・タウン所属の橋岡大樹は2試合連続でベンチからのスタートとなっている。

 試合は立ち上がりの3分に均衡が破れる。ルートン・タウンは自陣でボールを奪ったところから、アンドロス・タウンゼントが右サイドをドリブルで独走。縦への突破からマイナスへ折り返すと、ボールを受けたロス・バークリーが左へ繋ぎ、ボックス左のスペースからタヒス・チョンが左足で叩き込む。ルートン・タウンの見事なカウンター攻撃が完結し、アウェイチームが先手を取った。

 1点を追いかけるトッテナムは15分、ソン・フンミンとのワンツーで前を向いたデヤン・クルゼフスキが左サイドへ展開すると、走っていたティモ・ヴェルナーが切り返しで、対峙したイッサ・カボレを置き去りに。自ら左足で狙ったが、ここはわずかに枠を外れる。

 続く20分には敵陣でパペ・マタル・サールがボールを奪ったところから、クルゼフスキを経由してソン・フンミンが背後のスペースへ飛び出す。飛び出してきたGKトーマス・カミンスキをかわして冷静に右足を振ったものの、シュートは右ポストから左ポストに当たってゴールに入らない。こぼれ球にヴェルナー、さらにサールが詰めたものの、ここはブロックされた。

 トッテナムはソン・フンミンを筆頭にチャンスシーンは作りながらも、トッテナムがゴールネットを揺らすまでには至らず、前半はこのままルートン・タウンの1点リードで終了。後半に入ると、両チームが動く。トッテナムはクルゼフスキに代えてブレナン・ジョンソンを送り出す。一方、ルートン・タウンはリース・バークに代わって橋岡を投入。センターバックの一角と見られる位置に入った。

 前半と試合の様相は変わらず、まずは同点を目指すトッテナムが攻勢を強めるなか、立ち上がりの51分に再び試合が動く。敵陣右サイド開いた位置でボールを受けたB・ジョンソンが、ペドロ・ポロとのワンツーでボックス右のスペースへ侵入。GKと最終ラインの間にグラウンダーのボールを蹴り込むと、これがイッサ・カボレに当たってゴールイン。トッテナムが後半の早い時間帯に試合を振り出しに戻した。

 その後はB・ジョンソンの仕掛けがチームに勢いをもたらし、トッテナムは逆転弾を目指してゴールに迫るが、なかなか次の1点が奪えない。試合はこのまま終盤に突入したが、86分には“キャプテン”が違いを見せた。トッテナムは自陣で相手のコーナーキックを跳ね返すと、ソン・フンミンがドリブルで持ち運ぶ。左へ展開すると、パスを受けたヴェルナーが縦へ破ってグラウンダーのクロスボールを供給。ボックス内へ飛び込んでいたB・ジョンソンがうまく落とすと、走り込んでいたソン・フンミンが右足を振り抜く。ボールはシュートブロックに入っていた橋岡に当たってゴールに吸い込まれ、トッテナムが土壇場で逆転に成功した。

 9分間のアディショナルタイムでもスコアはこれ以上動かず、試合はこのままタイムアップ。前半から難しい展開を強いられながら、最終的にはトッテナムが逆転勝利を飾り、プレミアリーグ2試合ぶりの勝利を掴んだ。一方、ルートン・タウンはこれで公式戦10試合未勝利と苦しい日々が続く。

 次節、トッテナムは4月2日に敵地でウェストハムと、ルートン・タウンは3日にアウェイの地でアーセナルと、それぞれ対戦する。

【スコア】
トッテナム 2−1 ルートン・タウン

【得点者】
0−1 3分 タヒス・チョン(ルートン・タウン)
1−1 51分 イッサ・カボレ(OG/トッテナム)
2−1 86分 ソン・フンミン(トッテナム)

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