じゃいは「お笑いで笑いをとった時」と「ギャンブルで大儲けした時」、どっちが気持ちいい?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第99回

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2024年04月02日 11:40  週プレNEWS

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気持ちいいのはどっち?

あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第99回】お笑いで笑いをとった時と、ギャンブルで大儲けしたとき、どちらが気持ちいいですか?(40〜50代男性・芸人・岩井ジョニ男)

【画像】じゃいの今週のギャンブル格言

 * * *

大阪杯が終わりました。対抗のローシャムパークが2着、単穴のべラジオオペラが優勝で、予想としてはだいぶ良かったと思いますが、スポニチで出した予想は3着のルージュエヴァイユが抜けていて的中ならず!

ところで、大阪杯馬券対決の依頼が来ました。軍資金は10万円。

もちろん予想は変わらないのですが、当日の様子、オッズを確認して、急遽3着候補を増やし、ルージュエヴァイユを3着に入れたところ、それが見事に的中! 93万円の払い戻しとなりました。

「予想を変えた」「買い目を変えた」という不満の声もあったようですが、僕は予想は変えてません。相手を増やしただけ。もちろん軍資金10万円勝負なので、賭ける点数も金額も違います。

僕が思ったのは、そんなことで文句を言っている人は勝てないということ。何も考えずに他人の予想に乗るだけでは成長はないでしょう。

僕が推奨している馬をあくまで参考にして、自分なりにアレンジすることが大事なのです。オッズの変動も見逃してはいけません。

だって、競馬は当てるだけでは勝てないから。回収率を増やすためにどうすればいいのかを考えてほしい。

これは自分のYouTubeを見てる人やニコニコチャンネル、オンラインサロンの会員さんに引き続き教えていきたいことです。

冷たいかもしれませんが、それ以外の人はそのままでいてほしいとも思っています。

対応力、応用力はどんな世界でも大事。周りが変われば自分も変わらなければならないこともある。「臨機応変」が大切なのです。

では質問にいきましょう。

えーー? 芸人? ジョニ男さん? 本人? 40〜50代って、もう年齢書けばいいのに。

改めてジョニ男さん、質問ありがとうございます。正直この質問に対しては一言で終わります。

お笑いの方が圧倒的に気持ちいいです!

ただ、これではコラムとして成立しないので、この質問に対して僕がどんなふうに考えているかをお話しいたします。

この手の質問をされることは多いです。

まず、自分は芸人です。芸歴はもう28年。これは僕の職業です。この仕事が好きだし、辞めたいと思ったこともありません。

一方でギャンブルや麻雀などはあくまで趣味です。趣味が高じて仕事になっているだけです。

その趣味に関して才能はある、とは自負しています。そんなところから有難いことに競馬や麻雀の仕事が増えました。世間では芸人ということを知らない人さえいるようで、知っていてもギャンブルの人というイメージの方が圧倒的に強いでしょう。

先日かまいたちの番組の収録で、濱家さんに「あの頃は芸人の目をしていたけど、今はギャンブラーの目をしている」と言われました。

でもね、こちらは全く変わってないんですよ。だって、あの頃から競馬や麻雀はしていたし。

ということは、僕の目ではなく、周りの目が変わってきてるんです。

今は、僕のことを面白いと思っている人が居たとしても、純粋な芸人だと思っている人は皆無なんじゃないかな?

相方ですら思ってないんじゃないかな?

僕の話をする時には、必ずギャンブルや麻雀の話になるでしょう。そこにジレンマは正直あります。

でも、それも有難いと思うようにしています。

実際に今はお笑い芸人としての給料よりも、ギャンブル、競馬、麻雀の仕事の方が圧倒的に多いですし。ギャンブル系の本も何冊も書いてるし。

意外に思われるかもしれないですが、僕はお金はそこまでいらないんですよ。もちろん重要なものだということは認識してます。

でもやっぱりお金よりも人を大切にしたい。

妻が離婚したいと言ってきた時も、全財産あげますと言いました。

今活動している競馬税制の活動も、ほぼほぼボランティアです。ボランティアどころか身銭を切っています。でもそれでいいと思っています。お金があっても生き甲斐がなければ面白くないですもの。

まあこれはあくまで今の自分の考えで、お金で苦しんでいる人もたくさんいるでしょうし、そういう人達にとってお金は何よりも大切なものかもしれません。それは全く否定しません。

話を戻しますが、僕がこの世で1番好きなものはお笑いです。本日も北海道でライブでしたが、皆さんの笑い声を聞いてる瞬間が1番の至福の時でした。だからネタを作りますし、アドリブだってどんどん言います。

20年ほど前のこと。乳がんで悩んでいる女性が僕らのライブを見て「私まだこんなに笑えるんだ!生きる勇気が湧きました!ありがとう」と言ってくれたことがありました。本当にうれしかったです。その女性はずっと僕らを応援してくれています。ライブに足を運んでくださいます。こんなことありますか。この喜びはギャンブルじゃ味わえないですよ。

「じゃいさんの予想で850万当てて、おかげで結婚することが出来ました!」と、わざわざ鹿児島から東京に会いに来た男性もいて、それはそれでうれしかったのですが、やはりお笑いで人を笑わせる方が圧倒的にうれしいし、気持ちいいです。

☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします!

【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで!

じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。

構成・撮影/キンマサタカ

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