「18歳恋人が陽性だから僕も」と11歳男児がHIV検査拒否 包括的性教育を求める声が噴出

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2024年04月04日 06:00  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

年齢的には子供でも、親が想像できないような性行動に及んでいる可能性がある。年上の女性と性的関係を持った男児が、「HIVに感染しているはず」と医師らに語ったとするSNS投稿を、タイのメディア『Thaiger』などが取り上げた。

 

■「HIV陽性」と語った男児

Facebookに、「男性器から膿のような物が出てくる」という理由で病院に行ったとされる男児(11)についての書き込みがなされた。

男児を診察した医師は「HIV検査もしてみましょう」と提案したというが、当人は「その必要はありません」と拒否。理由を尋ねたところ「18歳の恋人がHIV陽性なんです。だから僕にも感染しているはず」と語ったというのだ。

その後に男児が検査を受けたのかなど詳細は不明だが、概要を読んだSNSユーザーたちからは驚きの声が噴出した。

 

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■情報過多もトラブル要因か

多くのユーザーは10〜14歳の少女らが妊娠するケース、また性的搾取などの被害に遭う子供たちに関する議論を展開。「思春期には性に対する関心が高まるのだから、包括的な性教育が欠かせない」という声も相次いだ。

またユーザーのひとりは「ミドルスクールに通う男子にHIV陽性であると宣告したことがある」「なのにその子はたじろぎもせず、『僕が陽性なら、同級生も全員感染しているはず』などと語った」と書き込んだ。

タイでは、以前から同じようなケースがたびたび伝えられている。それゆえに危機感は高まっており、「正しくないものも含め、性に関する情報が過多になっている」「そのせいで若者が重大なリスクに晒されている」という意見も増えている。

 

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■性教育の充実望む声

11歳の男児が18歳の女性と性的関係を持ったとする点に注目し、「法的にも倫理的にも問題がある」と憤る人も多い。男児のほうがずいぶん幼いことから、病気についてどれだけ理解していたのか、また保護者がどこまで把握していたのかといった疑問も少なくない。

日本においては、20代の若者らを中心に、幅広い年齢層でHIV感染が広がっている。また性行動の低年齢化も進んでいることから、性教育のさらなる充実が求められている。

・合わせて読みたい→交際中の彼がいきなり「じつはHIV陽性なんだ」 悩む女性にアドバイスが続々

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)

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  • 性教育をタブー視し上っ面しか教えないことでネット上で過激かつ誤った性知識を持ってしまう 自称保守な政治家が信奉する統一狂壊の「純潔教育」とかな
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