枕を使い続けて10年、カバーをキレイにしていたら大丈夫でしょうか? メーカーに聞いた、買い替えが大事な理由

61

2024年04月11日 07:00  まいどなニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

まいどなニュース

ちゃんと枕カバーも替えて…パッと見てるときれいでも??(いらすとや)

歯ブラシ、タオル、下着など、日々使う日用品…消耗を感じたタイミングで新調する人は多いでしょう。しかし枕は、枕カバーを定期的に変えていれば、余程の劣化が無い限り、ずーっと使い続けているという人が多いのでは? 考えてみれば今、使っている低反発の枕は10年ぐらい使っているような…。

【写真・閲覧注意】10年使っている枕、よく見てみると

そこで枕の買い替えについて興味深い調査をしていた、ITと医療を活用した睡眠ベンチャー「ブレインスリープ」に確認したところ、替え時は約2〜3年ということで驚き。詳しく話を聞きました。

5年以上買い替えない人が約4割も!

そもそも枕は、今のような形状になって普及したのは昭和40年頃だとか。昭和世代の定番素材であるそば殻、そこからウレタンや綿、羽根が主流となり、今ではビーズ、ファイバーなど素材も多様化。

そんななかで、「ブレインスリープ」が独自に行った過去の枕に関する調査によると、なんと半数以上の方が3年以上、3割以上の人が5年以上使用している結果に。買い替えの頻度では、4割以上が5年以上と答えています。5年以上はひとくくりになった調査なので、中には10年、15年使っているという方もいるでしょう。

人によってかなり違うことが分かった、枕を買い替えるタイミング。その何年も使い続けている枕、実はすごい状態になっている可能性大なんです。

調べてみると2万匹以上のダニが…

同じく同社の調査で、5年以上使用した枕を調べてみたところ、なんと羽毛素材の枕には2万匹以上のダニが繁殖し、カビは10万個を超えていたそう。

ちなみに素材によってその結果には大きな差が。この調査では「ウレタン」「羽毛」の2種類を比べていますが、特にダニの繁殖では、ウレタンの枕は表面には数百匹のダニがいたものの、内部にまでは侵入しておらず、逆に羽毛では表面にはダニが見られないものの、内部には数万匹のダニが繁殖。

気温20度以上、湿度60%以上の環境で爆発的にダニが繁殖。梅雨のシーズンがダニにとって最高の住処となり、急増のピークは7月。ダニが侵入しやすく、繁殖しやすい環境は「6月〜7月の羽毛素材の内部」だったんです!

枕カバーは変えているとはいえ、その枕の内部からダニが出ていくわけではないので、長期間使用している枕=たくさんのダニの死骸やカビ菌と共に寝ていたことに…。このように、ダニやカビが大量に発生する環境の枕を使用すると、様々なアレルギー疾患の一因になるとの報告も。風邪でもないのに鼻詰まりで寝苦しい人、もしかすると長年使い続けている枕のせいかもしれません。

枕の買い替えはいつがいいの? なぜ?

毎年全国の1万人を対象にした「睡眠偏差値(R)」という独自の調査を行っている「ブレインスリープ」は、「睡眠医学」と先進のテクノロジーで良質な睡眠をサポート。広報担当の古川さんに枕の買い替えとケアについて聞きました。

ーー枕を買い替えるおすすめのタイミングは?

タイミングは新年でも誕生日でもセールでも、人それぞれでいいと思います。年数は素材にもよりますが、一般的に2〜3年程度と言われています。それはおよそ2〜3年で、頭の重みや汗等により、素材が劣化・変形したり、ダニ・カビの発生率が高くなることが考えられるためです。

ーー買い替え年数と価格との関係は?高額な枕=長持ちでしょうか。

必ずしも価格が高いからと言って、買い替え時期も長くなるとは言えませんが、枕自体の素材や構造による耐久性が優れたものは、長持ちする傾向にあるでしょう。本体が丸洗いできる素材のものは、ダニやカビによる侵食の心配は防げて衛生的なので、比較的長く使われる方が多いです。

ーー枕そのももの基本的なケア方法を教えて下さい。

素材ごとによってケア方法を変えるのがオススメです。

【羽毛枕】デリケートな素材で丸ごと洗濯できないものが多いため、部分的に手洗いし、日陰の風通しが良いところで干してください。

【ウレタン枕】こちらも水に弱く洗濯はできません。汚れたら中性洗剤などで拭き、風通しの良いところで干してください。

【ポリエチレン樹脂素材】当社の「ブレインスリープピロー」もそうですが、シャワーで簡単に丸洗いできます。しっかりと水を切り、同じく風通しのよいところで干してください。

いずれの素材も、直射日光に干したくなりますが、素材を劣化させるおそれがあるため陰干しを推奨します。また、日頃のお手入れとして「スプレー材」も効果的ではありますが、そもそも枕自体の汚れを落とすことには繋がらないので、かけすぎや濡れたままになると、水分が残り素材が劣化するケース等があるため、注意が必要です。

ーー髪が濡れたままで寝てしまうなど、枕の雑菌やダニが増えやすい注意すべき環境はありますか?

特に梅雨や夏の時期は寝室や寝具もダニ・カビが好む環境になる傾向にあるため、枕は通気性の良いものにするなど、熱をこもらせない環境をつくることが重要です。

それ以外の季節でも、例えば濡れたままの髪で寝てしまうと、ダニが好む湿度を上げることになるので、必ず翌朝枕をしっかり乾かすことが重要です。基本的にどのシーズンでも、枕は湿気がある状態で放置しないことがポイントになります。

ーー枕カバーについて。理想的な洗う頻度や衛生面で気をつけることは?

枕カバーにはフケや皮脂、寝汗など多くの汚れが付着して、放置しておくと雑菌が繁殖するだけでなくダニ・カビの原因にもなるため、週1〜2回を目安に洗濯することをおすすめします。カバーの生地の素材は、通気性や吸湿性・放湿性、保温性、肌触りなど、どれを重視するかによって選ぶと良いでしょう。例えば通気性重視ならメッシュやコットン、リネンを。吸湿性・放湿性重視ならシルク、肌触り重視ならコットンやパイル素材がおすすめです。

◇ ◇

東京都福祉保健局の『健康・快適居住環境の指針』(平成29年3月)によると、アレルギー疾患の患者のいる家庭では、床面のダニ数は100匹/平方メートル以下が望ましいとされ、「家内でダニの糞や死骸を吸い込んでしまうのは、主に睡眠中です。一日の1/3の時間を過ごし、体に接して使う寝具の管理は特に重要です」としています。そう考えると、毎夜寝ている間に、人間のアカ、フケなどを食べるダニが、どんどんと枕内で増え続けるというのは恐ろしい状況ですよね。

春に向けての新生活、もしくは心機一転というタイミング。枕の買い替え時がいつだったか振り返ってみて、衛生面を考え「洗える」「通気性」で選んでみてはいかがでしょうか。近年は「防ダニ加工」を施したものも多いので、好みの寝心地と合わせてぜひご検討を。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・さとうまりこ)

動画・画像が表示されない場合はこちら

このニュースに関するつぶやき

  • 汚い好きの俺と綺麗好きの人間で風邪を引いて会社休むのは綺麗好きの人間(笑)俺様菌に耐性があるから(笑)
    • イイネ!3
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(37件)

ランキングライフスタイル

前日のランキングへ

ニュース設定