「ゆるキャン△ SEASON3」原紗友里×豊崎愛生×高橋李依インタビュー:地元の方々に喜んでもらえることは、私たちにとっても恩返し

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2024年04月11日 17:51  アニメ!アニメ!

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左から高橋李依、原紗友里、豊崎愛生
4月より放送開始となるTVアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』。新しい制作チーム、キャラクターデザインの変更、そして監督のバトンタッチ。これまで『ゆるキャン△』が描いてきた世界観や雰囲気を継承しながら、物語に新たな風が吹き込まれます。

アニメ!アニメ!では本作の放送開始を記念し、大垣千明役の原紗友里さん、犬山あおい役の豊崎愛生さん、斉藤恵那役の高橋李依さんによる鼎談インタビューを実施。新体制でのアフレコの様子や、『ゆるキャン△』的体験ができるおすすめのスポットやグルメ、リラックス方法について語ってもらいました。

■現実と繋がって楽しめるのがこの作品ならではの魅力
ーー『SEASON3』の制作が決まった際のお気持ちは?

原:映画が一区切りだと思っていたので、まさかの『SEASON3』の発表には本当に驚きましたし、とても嬉しかったです。予想外のビッグサプライズでした。

豊崎:『SEASON2』や映画が終わっても、アニメ『ゆるキャン△』が完結したという感じはしなくて、いつか続きがあるだろうという予感がずっとありました。作品を愛してくださったファンのみなさんの応援のおかげですね。

高橋:私もなぜだか続きそうなイメージはあったのですが、スタッフのみなさんがこの作品に全力を注がれてきた姿を見てきたこともあり、気軽に「続きやってください!」とは言えなかったんです。でも実際に続編が決まった際には「待ってました!」と噛み締めるような喜びがありましたね。

ーー今期から制作会社がエイトビットに。キャラクターデザインも原作寄りになり、監督も京極監督から登坂監督へバトンタッチとなりましたが、新チームでのアフレコはいかがでしたか?

豊崎:今回のアフレコに入るタイミングで、制作チームから「これまでの良さを存分に引き継いだうえで、SEASON3『SEASON3』の新しい魅力をみんなで作っていきましょう」というメッセージがありました。

『ゆるキャン△』の現場ではスタッフチームがロケハンをした実写写真を見ながらアフレコをしてきたのですが、そうしたこの作品ならではの素敵なアフレコの雰囲気を引き継ぎつつ、私たちも楽しく収録をさせていただきました。

高橋:今回のアフレコでは、スタジオでハンバーグも食べましたよね。

原:作中で綾乃ちゃんが持ってきたハンバーグね!

豊崎:スタッフさんが現場に持ってきて、アフレコ中に給湯スペースで焼いてくださったんです。

原:現場でお菓子とかをいただくことはあるけど、火を使ってその場で調理してもらったのは初めてでしたね(笑)。

高橋:Aパートで出番が終わった(東山)奈央さんも、途中から焼くお手伝いに行ってくださって(笑)。すごく美味しかったです。

ーーそうしたところも『ゆるキャン△』の現場ならではというか。

豊崎:本当にありがたいですね。やはり実在するスポットやグルメを題材にしているからこそ、現実と繋がって楽しめるのがこの作品ならではの魅力だと思いますし、私たちもアフレコ現場でそれを感じていて。アニメを見てくださっているみなさんも、実際に山梨や静岡、『SEASON2』で登場した伊豆などに行った際には、舞台になった飲食店などを訪れて、聖地巡りをしていただけると楽しいんじゃないかと思います。

原:地元のみなさんも協力してくださって、聖地巡りを歓迎してくれる場所が多いんです。

豊崎:身延で開催された「肉食う会」というイベントに、私と原ちゃんと佐々木恵梨さんで参加したときに地元の名産品のチラシを見せていただいたのですが、そこに「僕の推しキャラはちくわです。」みたいな紹介文を商店街の皆さんそれぞれ書いてくださっていて、すごく癒されました(笑)。

原:新聞の取材を受けさせていただいたこともあって、地域全体で応援してくださっているのが本当にありがたいですよね。

豊崎:地元の方々に喜んでもらえることは、私たちにとっても恩返しのひとつでもあるので、とても嬉しいですね。




■おすすめの『ゆるキャン△』的体験
ーーアニメのおすすめの楽しみ方や、日常で『ゆるキャン△』的体験ができるスポットやグルメ、リラックス方法などがあれば教えてください。

高橋:私は前クールの放送時にお家でキャンドルやお香を焚いて、五感を刺激しながら見るのがお気に入りでした。自宅が一瞬でキャンプ場のようになるので、忙しくてなかなか外出できない方にも日常の幸せを感じていただけるのではないかと思います。

あと、『ゆるキャン△』的体験でおすすめしたいのが蚤の市ですね。先日もプライベートで東京の大きな蚤の市に行ったのですが、青空の下で挽きたてのコーヒーやシュガーバタークレープをいただいたりして、都心に居ながらも最上の屋外体験を味わいました。

原:『SEASON3』では、リン・なでしこ・綾乃チームと、千明・あおい・恵那の3人チームに分かれることが多かったのですが、リンちゃんがいるとキャンプがしっとりするのに対し、千明たちのキャンプはとても騒がしい雰囲気なんです。

視聴者のみなさんが同じようなキャンプ体験をしたいときにも、自分の性格に合わせて楽しむスタイルを選べるのが『ゆるキャン△』の魅力だと思うので、いろんな楽しみ方を知っていただけたらいいなと思いますね。

豊崎:私も自分でキャンプをするときに毎回楽しんでいるのですが、餃子鍋やリンちゃんのホットサンド豚まんなど、作中に登場するレシピを試してみるのもおすすめですね。私はキャンプ飯を作る際にはJHQのマルチグリドルという平べったい鉄板を愛用していて、基本的になんでも作れて、キッチンペーパーで拭くだけで汚れも取れるので、お手入れも簡単なんですよ。

あと、最近「パズーランタン」という新しいランタンをゲットしたんですけど、自宅でお手入れをしている時間も癒されますし、ちょっとつけてみて、ゆらゆらと燃える炎を見たり、お煎餅を温めて食べたりして楽しんでいます。

ーー最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

原:今回スタッフ陣が一新しましたが、『SEASON2』までの『ゆるキャン△』の空気感は十分に引き継がれているので、今まで通りの楽しみ方で、『SEASON3』もぜひ期待していただきたいです。引き続き、応援よろしくお願いいたします!

豊崎:みなさんのおかげで『SEASON3』を届けることができて、感謝でいっぱいです。これまでの『ゆるキャン△』の良さをふんだんに詰め込みつつ、新しい風も感じられる内容になっていますので、癒しと飯テロに溢れたこの作品を引き続きお楽しみください。

高橋:映画で約10年後の彼女たちの未来を見させてもらったからこそ、『SEASON3』では、改めて原作の時間軸に戻ってきた良さも感じていただけると思います。どの話数もみなさんの日常を彩ってくれるような内容になっているので、今シーズンもぜひお楽しみください。

TVアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』
2024年4月4日よりAT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送

スタッフ
原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督:登坂晋
シリーズ構成:ピエール杉浦
キャラクターデザイン:橋本尚典
色彩設計:長谷川美穂(緋和)
美術監督:権瓶岳斗(グーフィー)
背景美術:Creative Freaks
撮影監督:小川克人(チップチューン)
音楽:立山秋航
音響監督:高寺たけし
アニメーション制作:エイトビット

キャスト
各務原なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依
土岐綾乃:黒沢ともよ
ナレーション:大塚明夫
(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

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