ウクライナ発「リトコフスカ」がドーバー銀座でインスタレーション

　ウクライナ発ブランド「リトコフスカ（LITKOVSKA）」が、2024年春夏コレクションのスペシャルインスタレーションを、4月16日から「ドーバー ストリート マーケット ギンザ（DOVER STREET MARKET GINZA）」5階で展開する。同日には、デザイナーのリリア・リトコフスカ（Lilia Litkovska）も来店する。

　同インスタレーションは、ドーバー ストリート マーケット ギンザのために企画。コレクションテーマである「REBIRTH」に基づいたインスタレーションは、「太陽活動周期が常に新たな命へと循環する」という考えのウクライナ神話から着想しており、冷たく暗い期間を経たウクライナの⾃然、⼈類、国家全体の再⽣と回復の必然性を反映させたという。インスタレーションの核は、ウクライナで導きと精神的な防御のシンボルとされる⾺。展⽰スペースの装飾には⼲し草で作られた⾺のフィギュアを用い、同フィギュアは来訪したゲストにプレゼントするという。また、インスタレーション内に展⽰される3つのルックは、リリア・リトコフスカの詩的なストーリーテリングに加え、ファッションと純粋なアートとの橋渡しを表現した。ブランドは同インスタレーションを通じ、⽇本のファッション愛好家に、リトコフスカのヴィジョンとそのプリズムから、ウクライナの伝統と現代⽂化をさらに探求してもらうことを目指すという。
　今回のインスタレーションに対しリリア・リトコフスカは、「私たちの作品は、⼈間の精神の回復⼒とクリエーションの変⾰⼒について語っています。混乱のさなかにあっても、私たちはウクライナの明るい未来を築くことに尽⼒し続けます。私たちのルーツや神話を振り返ることは、指針を探す⽅法なのです。ドーバー ストリート マーケット ギンザでこのインスタレーションを制作することは⼤変光栄であり、私たちのブランドについてだけでなく、私の故郷や伝統についても話す素晴らしい機会を与えてくれるという、私⾃⾝の夢が叶うことでもあります」とコメントを発表した。