【アンタレスS】帝王賞へとつながるステップレース 飛躍目指すダート路線の強豪が激突

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2024年04月14日 06:35  netkeiba

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アンタレスSに出走予定のハギノアレグリアス(撮影:稲葉訓也)
 5月に行われる平安Sとともに帝王賞へと向かう重要なステップレースで、別定重量で行われるGIII競走。阪神競馬場ダート1800mコースはゴール前に設けられている坂下からスタート。1角までの距離が短いためにポジション争いが激しくなる傾向があり、最後にもう1度急坂が待ち受ける難コース。過去10年間で、上がり3ハロン最速馬は[6-0-4-3]で1番人気馬は[4-2-1-3]で、3番人気以内が[8-6-5-11]と堅調傾向だ。

 ◎ハギノアレグリアスはシリウスS優勝馬。チャンピオンズCはGI級のメンバー相手に善戦の域を出ず、前走のダイオライト記念は積極的に逃げ馬を追いかけたが、最後は逆に突き放されてしまった。結果から言えば、少々距離も長かったのかもしれない。阪神競馬場はダートに限れば[3-2-0-0]で、1800m戦はチャンピオンズC含めて[3-3-0-2]。大きなケガを乗り越えてきた馬だが、復帰したあと馬券圏内から外れたのは帝王賞とチャンピオンズCのみ。

 〇テーオードレフォンは名古屋城S優勝馬。単騎逃げに持ち込めたとはいえ、昇級2戦目でオープン初勝利。展開に恵まれたことは否定しないが、上がり3ハロンも最速だったのだから、後続はお手上げだった。どんな位置からでも競馬ができる馬だが、スタートセンスが良く先行できるのが強み。以前は、気分よく行けないと脆い面もあったが、ここにきて充実してきた印象だ。今回も強力な同型馬は見当たらず、自分のペースで競馬ができそうだ。

 ▲ヴィクティファルスはダート転向初戦の太秦Sで優勝。前走の東海Sは10kg増だった前々走からさらにプラス10kgの馬体重。ダート仕様に仕上がってきたが、軽い馬場が災いして逃げ、先行馬を捕まえることができなかった。それでも、好位から長く良い脚を使って、能力の一端を示した1戦だった。3歳春にはスプリングSを制している実力馬。58kgは前々走で経験済み。流れひとつで逆転も可能と判断した。

 △スレイマンは門司S優勝馬。デビュー戦から500kgを超えていた大型馬で芝の2戦は善戦の域を出なかったが、ダート変わり初戦を快勝し、そこから5戦の間に4勝をあげて早々にオープン入りを果たした。ブリンカーの着用で安定感が増した今なら格負けはしないはずだ。

 昇級初戦のベテルギウスSでペプチドナイルらを相手に3着し、前走の東海Sでも3着ヴィクティファルスから0.1秒差だった△ミッキーヌチバナも差はない印象。最後に久しぶりでもダートでは底を見せていない△ダノンマデイラの名前もあげておきたい。

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