G大阪が劇的逆転勝利! 猛攻の末にDF三浦弦太がこじ開ける…守り切れなかった鳥栖は最下位転落

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2024年04月14日 17:37  サッカーキング

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[写真]=J.LEAGUE via Getty Images
 2024明治安田J1リーグ第8節が14日に行われ、ガンバ大阪とサガン鳥栖が対戦した。

 開幕3試合で2勝1分と好スタートを切ったかのように思えたものの、その後は4試合未勝利と勢いが衰えつつあるガンバ大阪。10日(水)に、延期されていた第3節横浜F・マリノス戦を挟んだため、中3日での一戦に。対して、敵地『吹田スタジアム』に乗り込むサガン鳥栖はここまで1勝1分5敗と低迷。今節を先に消化した北海道コンサドーレ札幌に抜かれ、暫定最下位となっている。

 序盤に主導権を握ったのは、ホームのG大阪だ。4分に、FW宇佐美貴史のパスからFW坂本一彩がこの試合最初の決定機を迎えるも、ここは相手GKの体を張った守備に阻まれる。さらに14分、今度は宇佐美のクロスからDF三浦弦太がヘディングシュートを放つも、ゴールバーに嫌われた。23分にも、ゴールに背を向けた状態でボールを受けたMF倉田秋が反転から左足を振り抜いたが、またしても相手GKの好守に遭った。

 そのなかで41分、ボールを持たせつつ、カウンターを狙っていた鳥栖が少ないチャンスを活かし切った。ペナルティエリア内奥深くでのFWマルセロ・ヒアンのポストプレーから、ボールを拾ったMF手塚康平がファーサイドにクロスを供給。これにMF長沼洋一が頭で合わせて先制点を挙げた。

 このままハーフタイムを迎えるかと思われたアディショナルタイム、G大阪がすぐさま同点とする。宇佐美のフリーキックの流れからペナルティエリア内で混戦が生じると、最後は坂本が押し込む。相手選手のクリアにより、ゴールラインを割ったかが微妙なところだったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、ボールが完全にラインを超えていることが確認された。

 目まぐるしい展開のまま突入したハーフタイムを折り返すと、後半の立ち上がりは一進一退の攻防に。が56分、ゲームバランスが崩れる。鳥栖ディフェンスラインの背後に抜け出し、GKと1対1の状況を迎えたMFウェルトンに対して、同試合が初先発の18歳MF堺屋佳介が戦術的ファール。DOGSO適用で1発退場となったが、与えられたフリーキックをGK朴一圭のスーパーセーブで凌いだ。

 その後は数的不利になった鳥栖に、G大阪が襲いかかる展開が続く。64分には坂本がゴールネットを揺らしたものの、これはオフサイドにより取り消された。このまま勝ち点1を分け合うことが濃厚と思われた後半アディショナルタイム、ついにG大阪がこじ開ける。またしても宇佐美の正確無比なキックによりボールがゴール前に送られると、最後はDF三浦弦太の右足ボレー。目の前で味方選手にディフレクションしたボールに、さすがの朴一圭も反応できずにゴールネットが揺れた。

 試合はこのまま2−1で終了。土壇場で猛攻が実ったG大阪は5試合ぶりの白星に。反対に鳥栖は、6試合未勝利で最下位転落となった。次節、前者は浦和レッズと、後者は鹿島アントラーズと対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 2−1 サガン鳥栖

【得点者】
0−1 41分 長沼洋一(鳥栖)
1−1 45分+2 坂本一彩(G大阪)
2−1 90分+9 三浦弦太(G大阪)

このニュースに関するつぶやき

  • ロスタイムが異常に長くて、ガンバタイムとして注ぎ込まれたとしか思えなかった。鳥栖の強度は高かったけど、いま一歩足りなかった。
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