石岡瑛子の作品を集めたアートディレクター展が開催、資生堂やパルコの広告など約500点を展示

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2024年04月15日 19:01  Fashionsnap.com

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「西洋は東洋を着こなせるか」PARCO ポスター(1979)


 茨城県近代美術館が、同館史上初のアートディレクター展「石岡瑛子 I デザイン」を4月27日から7月7日まで開催する。デザイナーやアートディレクターとして、広告、舞台、映画など多岐に渡る分野で国際的に活躍した石岡瑛子の作品約500点を一挙公開する。入場料は、一般1000円、満70歳以上500円、高大生730円、小中生370円(いずれも税込)。

 同展では、石岡のキャリア初期における資生堂やパルコの代表作をはじめ、東京を拠点にしていた1960〜80年代の仕事を中心に、ポスターやCM、グラフィックアート、スケッチなどを公開。常に革新的なヴィジュアルを目指した石岡のデザイン哲学と、彼女が表現者として生涯にわたり磨き抜いた「I=私」を浮き彫りにするという。
 同展は全5幕構成で、1幕では、東京藝術大学卒業後に入社した資生堂宣伝部でのアートワークを展示し、2幕では渋谷パルコのキャンペーンなどフリーランスとして活躍していた1970年代の作品を揃える。3幕は学生時代に作った絵本や東京藝術大学時代の裸体デッサン、日宣美の出品作やギャラリーの企画展作品など広告以外の仕事を取り上げ、4幕ではフリーランスになって以降、石岡が力を入れていた領域であるブックデザインを披露する。最後5幕では、映画「MISHIMA」(1985)や、アルバム「TUTU」(1986)、映画「ドラキュラ」(1992)など1970年代以降のエンターテインメント分野におけるグラフィックデザインを中心に展示する。

◾️「石岡瑛子 I デザイン」会期:2024年4月27日(土)〜2024年7月7日(日)会場:茨城県近代美術館所在地:茨城県水戸市千波町東久保666-1営業時間:9:30〜17:00(最終入場16:30)休館日:毎週月曜日、5月7日(4月29日、5月6日は開館)入場料:一般 1000円/満70歳以上 500円/高大生 730円/小中生 370円電話番号:029-243-5111
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