水溶き片栗粉を“ノコギリ”で切る!? 衝撃で固体になる性質を試した実験がなんとも不思議で興味深い

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2024年04月15日 20:48  ねとらぼ

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ねとらぼ

水溶き片栗粉はノコギリで切れるのか!

 片栗粉と水を混ぜて作った「衝撃で固くなる液体」を電動ノコギリで切ってみる実験動画が、YouTubeで21万再生を超える人気を集めています。


【画像】4つに切られた水溶き片栗粉


●水溶き片栗粉をノコギリで切る!


 片栗粉と水を混ぜると「ダイラタンシー」と呼ばれる状態になります。これはゆっくりと力を加えれば液体なのに、急激な力を加えると「固体のように振る舞う」不思議な性質です。であるならば、それを電動ノコギリで切ったら……どうなるのでしょうか? YouTubeチャンネル「モノづくり面白いよ」を運営する「くらひと」さんが、実験の様子を披露しました。


 まずは片栗粉と水を混ぜたものを用意し、刃が回転するタイプのノコギリで切ってみます。おそるおそる刃を近づけると切れ目が入りました。ですが、すぐに切れ目は見えなくなります。


 次は刃を固定し、プラスチックカップに液体を入れ、容器ごと切ってみます。すると、多少こぼれはしたものの、全体の形は崩れることなく、最後まで刃を入れられました。


 ところがプラスチックカップを刃からはずそうとすると、くっついて離れなくなってしまいました。刃を数回転させて取り外します。刃には液体がついていますが、切り口からは何もこぼれてきません。切ったのに切れていない、なんとも不思議な状態になりました。


 交差するようにもうひとつ切れ目を入れてみると、今度は断面を見られました。最初に切ったときよりも固体に近くなっているように見えます。一体何が起きているのでしょうか……?


 実験を見た人からは「この発想! この実行力! 素晴らしい動画でした」「面白ええ!」などの声があがっていました。また、「水溶き片栗粉だったから摩擦熱で凝固してしまったのでは」「切断時の振動で容器内の流体がすべて固体化したような印象を受けた」といった見解も寄せられています。


動画提供:モノづくり面白いよ《 くらひと 》さん


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