電動車いすで搭乗できず=当事者が差別訴え会見―ピーチ機

131

2024年04月15日 21:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

 那覇空港(那覇市)で、電動車いすのバッテリーを確認できないことを理由に、身体障害がある女性が台湾行きのピーチ・アビエーション機に搭乗を断られるトラブルがあった。女性は15日、オンラインで記者会見を開き、「電動車いすは私の体の一部。搭乗拒否の条件になるのはおかしい」と差別があると訴えた。

 搭乗できなかったのは台湾人の林君潔さん。1日に別の航空会社を利用して来日し、5日にピーチ機で帰る予定だった。

 バッテリーは航空法が輸送を禁じる危険物に該当する場合があり、航空各社は持ち込みに条件を設けている。ピーチ社によると、電動車いすの利用者には事前に資料を提出してもらい、当日は資料と違いがないか、搭乗前にバッテリーを目視で確認すると社内で取り決めているという。

 林さんは会見で、使用している電動車いすは専門業者でなければカバーを開けられず、空港で目視確認はできないと説明。ピーチ社のホームページに従い書類を提出したが、ゲートで搭乗を断られ、翌6日に別会社の便で帰ったという。

 ピーチ社は「確認に時間がかかり迷惑をおかけした」と女性に謝罪し、代わりに乗った航空券の代金などを負担した。一方、安全確保のため、目視確認の規定を変更する予定はないとしている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 健常者ならバッテリーを持ち込めたのか?差別じゃねぇだろ。本人は「電動車いすは私の体の一部」って思ってても他人からすればそうじゃねぇんだよ。普通の人は体の一部が発火したり爆発しねぇんよ。
    • イイネ!37
    • コメント 14件

つぶやき一覧へ(101件)

前日のランキングへ

ニュース設定