「MacBook Air」最新モデルを3つのポイントでチェック M3搭載のメリットは?【2024年4月版】

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2024年04月16日 17:50  Fav-Log by ITmedia

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最新チップ「M3」を搭載した新型MacBook Air(出典:Apple)

 Appleが3月に発売した新しい「MacBook Air」シリーズでは、搭載するチップセットが「M2」から最新の「M3」チップへと刷新されました。現時点ではM2搭載モデルも併売されていますが、M3搭載モデルを選ぶとどのようなメリットがあるのでしょうか。本稿では、M3搭載モデルを検討する際に重要となる仕様を押さえつつ、3つのポイントについてチェックしていきましょう。

【画像】M3モデルは外部デュアルディスプレイをサポート

●新型MacBook Airのポイント|ディスプレイサイズは?

 MacBookシリーズのラインアップは、「MacBook Air」と上位の「MacBook Pro」の2シリーズに分かれています。

 そのうちMacBook Airは、13インチモデルと15インチモデルの2サイズが展開されています。さらに「13インチMacBook Air」は、M2チップを搭載する2022年7月発売の従来モデルと、M3チップを搭載する2024年3月発売の新モデルが併売されています。一方、「15インチMacBook Air」はM3搭載モデルのみです。

 Apple Storeオンラインにおけるそれぞれの価格(税込)は、以下の通りです。

・13インチMacBook Air(M2):14万8800円〜

・13インチMacBook Air(M3):16万4800円〜

・15インチMacBook Air(M3):19万8800円〜

 最小構成の価格で見ると、M2モデルを購入できる予算に1万6000円を上乗せすることで最新のM3モデルに手が届くことが分かります。

 各機種のディスプレイ/本体サイズと重量は、13インチMacBook Air(M3)が13.6型/30.41(幅)x21.5(奥行き)x1.13(高さ)cm、重量1.24kg。15インチMacBook Air(M3)が15.3型/34.04(幅)x23.76(奥行き)x1.15(高さ)cm、重量1.51kgです。

 カラーバリエーションは共通で、「ミッドナイト」「スターライト」「スペースグレイ」「シルバー」の4色です。

●新型MacBook Airのポイント|M3のメリットは?

 M3チップを搭載した新モデルのメリットとして、主に3つのポイントを押さえておきましょう。

 1つ目は、単純に新しいチップセットの処理性能が優れていること。M3チップは3nmプロセスで製造されており、250億個のトランジスタを集積しています。これは、5nmプロセスのM2における200億個よりもひと回り多い値であり、その分処理性能が高くなっています。GPUに関しても「メッシュシェーディング」や「レイトレーシング」といった処理をサポートしており、ゲーミング用途や3DCGに関する処理により適していることも見逃せません。

 2つ目は、「Wi-Fi 6E」への対応です。Wi-Fi 6E対応のWi-Fiルーターと組み合わせることで6GHz帯の通信が利用できます。従来規格の5GHz帯の通信では、干渉が起きる可能性のある気象レーダーや航空レーダーを検知した際に「DFS(Dynamic Frequency Selection)」という干渉を避ける仕組みが機能するため、一時的に通信に影響がでることがありますが、6GHz帯の通信ではこうした通信阻害が起こらないというメリットがあります。

 3つ目は、新たに最大2台の外部ディスプレイへの接続をサポートすることです。ただし、2台の外部ディスプレイを接続できるのは、MacBook Air本体の画面を閉じたクラムシェルモードに限られます。もし普段からMacBookをクラムシェルモードで運用したい場合には、この仕様に関してM2搭載モデルと差があることを把握しておきましょう。

●新型MacBook Airのポイント|13インチモデルと15インチモデルの違いは?

 M3搭載の13インチモデルと15インチモデルを比べると、ディスプレイ/本体サイズ以外にも一部仕様に差があります。

 一つは内蔵スピーカー。13インチモデルの「4スピーカーサウンドシステム」に対し、15インチモデルは「フォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステム」になります。ゲーミングや動画視聴などで内蔵スピーカーを使いたい場合には、15インチモデルを選んでおいた方がより楽しめるでしょう。

 同梱される充電アダプタも異なります。13インチモデルは「30W USB-C電源アダプタ」が付属しますが、15インチモデルは「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」になります。

 それ以外は共通する項目の方が多く、ディスプレイの大きさ以外の仕様(500ニト、P3、True Toneテクノロジー対応)や、Webカメラの解像度(1080p)、ポート類の構成(Thunderbolt 3/USB 4×2基、MagSafe 3、3.5mmヘッドホン出力/マイク入力)、メモリのバリエーション(8GB/16GB/24GB)、ストレージのバリエーション(256GB/512GB/1TB/2TB)、公称バッテリー持続時間(最大18時間のApple TVのムービー再生)などは、両モデルで差がありません。

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