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父親が一緒に暮らしていないせいか、長男のマモルはとても面倒見がいい子に育ってくれました。今では弟2人のお世話をよく手伝っています。決して裕福な暮らしではないものの、優しい子どもたちに囲まれてとても幸せです。元旦那であるキイチとも、今となってはいい関係を築けていて、子どもたちは面会の日を指折り数えながら待っているほど。そして今日はその面会の日です。
私たちは待ち合わせの場所に向かいました。
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キイチとの面会は、食事をしてそのあと公園で遊ぶというコースが多いです。これは子どもたちからの希望。キイチが子どもたちに「どこに行きたい?」と聞くと、決まって「お父さんと公園でサッカーしたい!」と言うのです。
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息を切らせたキイチが、私が座っているベンチにやってきました。私はキイチのために、水筒に入れてきた麦茶をコップに注ぎました。
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少しの沈黙のあと……。
麦茶を飲み干したキイチが私の横に座り、話を切り出しました。
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「俺たち……やり直せないかな」「え?」キイチの言葉に驚きました。
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「もちろん都合がいい話だって思われるのは理解してる。一度は離れた仲だもんな……。マモルだって転校までしてるわけだし、二つ返事で受け入れてもらえないこともわかってる。それでも”やっぱり一緒にいたい”って気持ちが強くなっていって」キイチが打ち明けてくれた気持ちを、どう受け止めたらいいのかわかりません。
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キイチからの突然の告白に、私は驚いてしまいました。確かに私はキイチのことが嫌いになったわけではありません。そして子どもたちもキイチにはよく懐いているし、毎月会える面会日をとても楽しみにしています。ひょっとしたら今また家族に戻れば、次は上手くいくのかもしれません。しかしそんな簡単な話ではないというのもよくわかっています。簡単ではないからこそ、しっかりと考えなければ……。私は一体どうしたらいいのでしょうか。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・魚師 編集・塚田萌